三項演算子 | ||
記号 | 例 | 説明 |
?: |
a?b:c |
三項演算子 |
三項演算子は C のものと同じ働きをします。最初の引数 (a) は整数でなけれ ばいけません。この値が評価され、それが真 (ゼロでない) ならば 2 番目の 引数 (b) が評価されその値が返され、そうでなければ 3 番目の引数 (c) が 評価され、その値が返されます。
三項演算子は、区分的に定義された関数や、ある条件が満たされた場合にのみ 点を描画する、といったことを行なう場合に有用です。
例:
0 <
= x <
1 では sin(x) に、1 <
= x <
2 では 1/x に等しくて、それ以外のx では定義されない関数を描画:
f(x) = 0<=x && x<1 ? sin(x) : 1<=x && x<2 ? 1/x : 1/0 plot f(x)
ファイル 'file' のデータで、4 列目のデータが負でないときだけ、1 列目の データに関する 2 列目と 3 列目のデータの平均値を描画:
plot 'file' using 1:( $4<0 ? 1/0 : ($2+$3)/2 )
using の書式の説明に関しては、以下参照: plot datafile using (71.3.7)。
竹野茂治@新潟工科大学