set object <index> ellipse {at|center} <position> size <w>,<h> {angle <orientation>} {<other-object-properties>}
楕円の位置は、中心を指定し、その後ろに幅と高さ (主軸と副軸) を指定しま す。キーワード at と center は同じ意味です。中心の位置の指定には、 軸の座標 (first, second)、グラフ領域内の相対座標 (graph)、スクリ ーン座標 (screen) のいずれかを使用できます (以下参照: coordinates (p. ))。 主軸と副軸の長さは、軸の座標で与えなければいけません。楕円の向き (orientation) は、水平軸と楕円の最初の軸との間の角度で指定します。 注意: x 軸と y 軸の縮尺が等しくない場合、回転後の主軸と副軸の比は正し くはなりません。これは、gnuplot の今後の版で修正されるでしょう。
set object ellipse size < 2r> ,< 2r> と set object circle < r> とは、 一般には同じことにはならないことに注意してください。circle の半径は常 に x 軸の単位で計られ、よって x 軸と y 軸の縮尺が違ったり、描画のアス ペクト比が 1 でなくても、常に円が生成されます。set object ellipse で は、最初の '2r' は x 軸の単位で、後ろの '2r' は y 軸の単位で計られます ので、こちらは x 軸と y 軸の縮尺が同じで、かつ描画のアスペクト比が 1 である場合のみ円が生成されることになります。
竹野茂治@新潟工科大学