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4 What's New in version 3.7

Gnuplot バージョン 3.7 は新しい機能をたくさん備えています。このセクシ ョンではそれらの一部分のリストやそれらに関する説明箇所について、順不同 で示します。

1. fit f(x) 'file' via は Marquardt-Levenberg 法を使ってデータの当て はめを行います (これは version 3.5 に対する gnufit パッチとほんの少 し違うだけです)。

2. using コマンドは大幅に拡張しました。詳しくは plot using を見て ください。

3. set timefmt で、時系列データの入出力時に日付が使用できるようにな りました。Time/Date の項目、および timedat.dem. を参照してください。

4. いくつかのドライバでの複数行ラベルとフォントの選択

5. 見出し付けされない小目盛り。set mxtics 参照

6. 描画ページ内のキー (グラフ見出し) ボックスの移動 (描画範囲の外にま で出せる)、そのタイトル、回りの枠等に関する key オプション。set key 参照

7. set multiplot による単一の描画ページ上での多重描画 (multiplot)

8. postscript ドライバの改良による上/下つき文字、フォントの変更 (こ れは 3.5 のパッチとして存在していた別なドライバ (enhpost) だったもの)

9. 第 2 軸: 上と右の軸を下と左の軸とは独立に使い、それぞれに対して描画、 目盛りのラベル付けが可能。plot 参照

10. 特別なデータファイル名 '-'"" のサポート。plot special-filenames 参照。

11. ラベルと矢 (arrow) に対する座標系を追加

12. set size でアスペクト比 (縦横比) の指定を可能に

13. 欠けているデータを正しく扱う set missing

14. コマンド call: 引数を持つ load

15. reverse, writeback, restore キーワードを持つより柔軟性のある range

16. 多国語エンコード用の set encoding

17. 持続性と複数のウィンドウをサポートした新しい x11 ドライバ

18. 新しい描画スタイル: xerrorbars, histeps, financebars 等。 set style 参照

19. 目盛りの見出しの新しい書式。"%l %L" は、見出しの与えられた単位に 対する仮数部と指数部に使われます。set format 参照。

20. 新しいドライバ: MS-Office アプリケーションに張り込むための cgm、 WEB 用の gif 等。

21. plot のグラフの平滑化、およびスプライン補間オプション。plot smooth 参照。

22. set marginset origin は、描画範囲のどこにグラフを置くかを より良く制御します。

23. set border は各境界線を個々に制御可能になりました。

24. 新しいコマンド ifreread はコマンドループを可能にします。

25. 点のスタイルと大きさ、線の型と幅も plot コマンド上で指定できるよ うになりました。線の型と幅は、grids, borders, tics, arrows の各コマンド でも指定可能です。plot with 参照。さらに、それらの型は組み合わせるこ とも可能ですし、再利用のために保存することも可能です。set linestyle 参照。

26. 出力ターミナルがサポートする限り、文字列 (ラベル、目盛り見出し、日 付) は縦書きも可能。


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Shigeharu TAKENO
2003年 1月 16日