オイラー方程式も ナビヤ・ストークス方程式も 特別な場合をのぞいては解を 数式であらわすことは厳密にはできません。
そのため、コンピュータや何らかの 近似的な解法を 使って、その解は だいたいこんなものである、ということを知って 現実的な問題に 応用するのが 「工学的」な立場ですが、 「数学的」な立場では、 たとえ厳密な解が数式で 書けなくても、 その厳密な解の性質を 方程式から知ることを目的 としています。
その立場では、状況によっては まだ「解があるのか」といった問題さえ 解決していません。
これらの予想や検証のためには コンピュータが使われることもありますが、 最終的には純粋な 論理で厳密に証明するのが 「数学的」な立場です。