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1 はじめに

私は定期試験の試験用紙は、採点のときにその順番を変えてしまうことも多いので、 回収時は特に番号順には集めてはいない。

既にコンピュータ上に履習学生の一覧リストがある場合は、 成績の入力時に採点済みの答案用紙を整列化 (ソート) してから 入力する場合もあるが、 答案用紙の整列化は人間には面倒でも、 データの整列化自体はコンピュータでは簡単にできるので、 答案を整列化せずにそのまま学籍番号と点数を入力して、 入力したデータをコンピュータの方で整列化する場合もある。 つまり、少なくとも私にとっては、 この段階までは必ずしも答案用紙を整列化する必要はない。

しかし、そのテストの答案用紙を学生に返却する場合は、 番号順に読み上げた方が学生もわかりやすいので、 答案用紙の整列化が必要になる。

その場合、例えば 10 番ずつ、20 番ずつの山に配り分けて、 それぞれの山をさらに小さく分けながら整列化したりしていたが、 上に述べたような状況の場合、 答案用紙の整列化されていない並びが既にコンピュータに入力されているので、 コンピュータに整列化するための手順を求めさせれば、 コンピュータの補助の下で早く答案用紙の整列化ができるのではないか、 と漠然と思っていた。

今回、研究室の学生の卒業研究 ([1]) とも関連して、 それをちゃんと考えてみたので、 それをここにまとめておくことにする。


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竹野茂治@新潟工科大学
2006年2月24日