教科書 p.62 の定理 2.6 の証明はやや不親切で、省略されているものもあるので ここでそれを証明したものを紹介しておく。
,
という 2 項演算と
という単項演算が定義されていて、
0,1 という名前の元を含む集合
が次を満たすとき、
それを ブール代数 であるという。
例えば、集合演算は ,
,
,
,
に関してブール代数となる。
任意のブール代数に対して次が成り立つ。
証明
()
の方は双対、つまり
と
, 0 と 1 を入れ換えて
上と同様に行えばよい。以下の命題についても同様。
()
1
()
()
左辺 =
とする。
()
(
) で
とすると
で、(
) より
()
これを示す前に、まず次を示す。
()
かつ
ならば
![]()
を示せばよいことになる。かつ
![]()
この証明中でも使ったものも含むが、次が成り立つこともいえる。
証明
() は前証明中に示したので、(
) の前半のみ示す (後半は双対)。