逆関数のように考えて、それを代入して合成関数の微分を用いる、 という点ではそれほどたいした計算をしているわけではないのだが、 「全微分の式の割り算と移項」に比べれば、面倒であることはわかって もらえるのではないかと思う。 そういう計算をしても構わないのだけれども、 それにはこういう理屈が背景にある、 ということを押さえた上で、 「全微分」とは便利な公式なんだと思ってもらえれば幸いである。