の近く (
も含む) で定義されている関数
に対して、
それが
で連続であるとは
(1)
極限 (1) の存在は、 もちろん左右の極限が存在し、かつ一致することなので、この連続性は
連続性は元々は各点で定義される性質であるが、
区間 上のすべての点で連続であれば、その関数は
上で連続である、
とも言う。なお、その区間が閉区間
である
場合は、その端点
,
での連続性は、片側連続性、すなわち
通常我々は連続な関数を扱うことが多く、関数に不連続な点がある場合でも そのような点はそれほど多くないのが普通である。
例えば、ガウス関数 は以下のように定義される
不連続な点を持つ関数である。
(2)
ところが、中にはすべての点で連続でないような関数も存在する (作ることができる)。
(3)
これを少し作りかえた次のような関数もある。
(4)
この関数 は、
が有理数ならば
で不連続、
が無理数ならば
で連続となっている。
が有理数の場合は、ほぼ
と同じ理由で不連続となるが、
が無理数の場合は、
が
に近づくとき、
も無理数ならば
なので、関数の値は近い (同じ)。
が有理数ならば、その有理数
が無理数である
に近づくためには、
分母の
(もちろん分子の
の絶対値も) は
だんだん大きくならなければならない。
そして
が大きくなれば、
は 0 (
) に近づくことになる。
よって、いずれにせよ、
が無理数ならば
なお、ディリクレ関数 と
の積
を考えると、
竹野茂治@新潟工科大学