竹の 02/05 2007 --------------- 新潟工科大情報電子工学科卒業論文用スタイルファイルです (LaTeX2e 用)。 1. bthesis.sty -------------- 1.1. bthesis.sty について ------------------------- 私のの研究室の学生の卒論用に作成した、ASCII 版日本語 pLaTeX2e (LaTeX 2e) 用のスタイルファイルです (Ver.0.33)。 新潟工科大学情報電子工学科では、卒論のフォーマットは新潟工科大学 の紀要のフォーマットに準拠、とあるので、工科大紀要用のスタイルフ ァイル bniit.sty (Ver.0.5) を少し修正して作ったものです。 その機能は 1) ページスタイル、タイトルレイアウト、参考文献の番号付けなどが工 科大紀要のフォーマットに合わせてある 2) 式、図、表のカウンタをセクションのカウンタに合わせることもでき る 3) 目次、日本語の概要 4) タイトルページ、目次を独立したページにもできる 5) subfigure.sty のラベリングに対応 位です。ドキュメントはスタイルファイル自身の最初の部分にもついて います。 なお、Version 0.3 からは LaTeX2e 用のパッケージであり、LaTeX 2.09 で使用する場合は、それ以前の版の bthesis.sty をお使い下さい。 また、Version 0.32 から、そのスタイルファイルを使った卒論を latex2html にかけるための perl ファイル bthesis.perl もおまけとし て付属しています。 1.2. インストール ----------------- platex が読めるところ (TEXINPUTS のパスの通っているところ) に bthesis.sty を置いてください。あるいは、LaTeX のソースがあるとこ ろにそのまま置いて使っても構いません。 bthesis.perl は、latex2html のインストール時に各スタイルファイル 用の perl ファイルがインストールされたところ (例えば /usr/local/ share/lib/latex2html/styles/) に置いて下さい。あるいは、LaTeX の ソースがあるところにそのまま置いて使っても構いません。 1.3. 利用法 ---------- 1.3.1. ドキュメントクラス --------------------------- \documentclass[twoside,11pt,fleqn]{jarticle} \usepackage{bthesis} と、package として bthesis を取り込みます。文書サイズ等はこのファ イル内で定義していますので、twoside, 11pt は必ず指定して下さい。 将来はクラスファイルにして \documentclass{bthesis} だけで済むようにする予定ですが、現在はまだそこまでは対応できてい ません。 なお、graphicx などの他のパッケージを読み込みたい場合は \usepackage{graphicx} のようにしてください。 1.3.2. ページレイアウト ----------------------- ページの幅、高さはすでに調整してありますので、\textheight などを いじらないでください。また、\pagestyle も内部で使っていますので指 定しないでください。次のマクロだけ指定します。 \papername{[名前]} : 論文名の定義 この [名前] は 1 ページ目のヘッダに "のみ" 使われます。 例: \papername{新潟工科大学 卒業論文 平成 11 年 3 月} 1.3.3. タイトル --------------- 論文タイトルについて、\maketitle で通常使用される \author, \date, \title, \abstract に代わる次のコマンドを用意しています。 ・\jtitle{[タイトル]}{[小見出し]} : 論文タイトルの定義 [タイトル] : 論文タイトル [小見出し] : 論文の小見出し [小見出し] は論文 3 ページ目以降の奇数ページのヘッダに使われる タイトルです。論文タイトルが短かければそれと同じで構いませんが、 長ければそれをやや短く省略したものを使用します。\title は使用し ないで下さい。 ・\authors{[氏名]}{[所属]} : 著者の定義 [氏名] : 著者名 [所属] : 著者の所属 著者の所属はフッタに表示されます。共著者がいる場合は \authors{[氏名 1]}{[所属 1]} \authors{[氏名 2]}{[所属 2]} ... のように書いていきます。\author は使用しないで下さい。 ・\jabstract{[概要]} : 概要 [概要] : 論文の概要 (和文) 論文の日本語の概要を書きます。複数行であっても構いません。 \abstract は使用しないで下さい。 ・\recieved{[日付]} : 日付 [日付] : 論文を受け付けた日付 論文提出日を入れます。\date は使用しないで下さい。 これらのマクロで指定したものを \maketitle コマンドで出力します。 以上のマクロが指定されていないとエラーが起こることがあります。 これらの指定の一例をあげます。 ----- ここから ----- %%%%% myarticle.tex %%%%% \documentclass[twoside,11pt,fleqn]{jarticle} \usepackage{bthesis} \papername{新潟工科大学 卒業論文 平成 11 年 3 月} \authors{竹野 茂治}{情報電子工学科 講師} \jtitle{単独保存則方程式の周期解の数値解析}% {単独保存則方程式の周期解の数値解析} \jabstract{% 単独保存則方程式は、衝撃波と呼ばれる不連続関数を解として持つことで 知られている非線形の偏微分方程式であり、そのことがこの方程式の数学 的な解析を難しくしている。最近、この方程式に周期的な外力を与えた場 合に、周期的な解が存在することを、数学的に証明することができた。こ の論文では、その周期解の数値計算による解析と、それにより得られたい くつかの性質を報告する。} \recieved{平成 11 年 2 月 5 日} \begin{document} \maketitle \section{はじめに} ... ----- ここまで ----- 1.3.4. 参考文献 --------------- 参考文献は、通常の \cite と、\thebibliography, \bibitem を使用し てください。参考文献の参照番号の付き方が多少変わります。 なお、私は BibTeX を使っていないので、BibTeX での動作は確認してい ません。 1.3.5. スタイル変更コマンド -------------------------- いくつかのスタイル変更コマンドが定義されています。 1) \numadjusttosection : 式番号などを section に合わせる プリアンブルで単に \numadjusttosection と書きます。これを指定すると式の番号が (1) から (1.1) のような 形、すなわち "[section 番号].[式番号]" の形式のものになります。図、表の番号もこの形式になります。 2) \tocsectiontodot : 目次の section にも点線を出力する プリアンブルで単に \tocsectiontodot と書きます。これを指定すると、自動的に出力される目次の section の所にも点線が入ります。指定しなければ subsection 以下にのみ点 線が入ります。つまり、 (i) \tocsectiontodot 指定なし: 1. 微分 1 1.1 微分の定義 ........ 1 1.2 微分の応用 ........ 5 2. 積分 10 2.1 積分の定義 ........ 10 2.1 積分の応用 ........ 15 (ii) \tocsectiontodot 指定あり: 1. 微分 ............... 1 1.1 微分の定義 ........ 1 1.2 微分の応用 ........ 5 2. 積分 ............... 10 2.1 積分の定義 ........ 10 2.1 積分の応用 ........ 15 のようになります。subsection 以下をあまり使わない場合に指定する といいでしょう。 3) \largearticlestyle : タイトル、目次、概要を独立したページにする プリアンブルで、\authors などのタイトル用のコマンドの定義の前に \largearticlestyle と書きます。これにより、タイトルページ、目次、概要にそれぞれ単 独のページが使用されるようになります。本文の部分は変わりません。 なお、\authors などより後に定義するとおかしなことになるので、必 ずそれより前で使用して下さい。 1.3.6. その他 ------------- その他、章の見出しのセンタリングと、figure 環境、table 環境の見出 しを修正しています。 1.3.7. latex2html ----------------- bthesis.sty を使ったソースをそのまま latex2html にかけると、定義 されているマクロが認識できない、等の不具合が出ます。そのための perl ファイルが bthesis.perl です。適切なところにあれば、それが latex2html の実行時に読み込まれ、それらのマクロから適当なタイトル ページ等を生成します。 なお、タイトルページを修正したければ、bthesis.perl の do_cmd_maketitle() を適当に修正して下さい。 2. バグリポート --------------- このスタイルファイルは無保証です。しかし色々な不具合は、対応でき るものは行う予定ですので、不具合の報告、意見などは歓迎します。報 告等は下記メールアドレスへお願い致します。 3. 変更履歴 ----------- 12/28 1998 Ver.0.1 01/12 1999 Ver.0.15 01/18 1999 Ver.0.2 02/02 1999 Ver.0.22 12/27 1999 Ver.0.3 01/26 2004 Ver.0.32 02/05 2007 Ver.0.33 bthesis.sty 12/28 1998 1) bniit.sty (工科大学紀要スタイルファイル) を少し修正したもの。 ページスタイル、タイトルレイアウト、参考文献の引用などが工科大 紀要に合わせてある。 01/12 1999 2) 式、図、表のカウンタを section のカウンタに合わせることができる ようにする。 3) 目次、日本語のアブストラクトを追加。 4) 目次の section にも点線を入れることができるようにする。 5) ドキュメントをスタイルファイルの先頭につける。 01/18 1999 6) 通常のスタイルの "目次" を消去。 7) タイトルページ、目次を独立したページにできるようにする。 02/02 1999 8) subfigure の labeling に対応。 12/27 1999 9) latex2e への対応。latex 2.09 では bthesis-0.22.sty を使用のこ と。 01/26 2004 10) parskip=1zh とした。 11) latex2html 用の perl ファイル bthesis.perl を付属。 02/05 2007 12) jabstract 内で改段落も可能にした。 +=================================================+ 竹野茂治 〒945-1195 新潟工科大学 情報電子工学科 shige@iee.niit.ac.jp TEL(&FAX): 0257-22-8161 +=================================================+