LaTeX2HTML(1) Debian GNU/Linux manual LaTeX2HTML(1) 名名前前 latex2html - LaTeX ファイルを HTML (HyperText Markup Language) 形式へ変 換 形形式式 llaatteexx22hhttmmll _[_o_p_t_i_o_n_s_] [target [target ...]] 説説明明 このマニュアルページは、 LLaaTTeeXX22HHTTMMLL ユーティリティについて説明してい ま す。これは、 LLaaTTeeXX 文書を HHTTMMLL 形式に変換する PPeerrll プログラムです。この 変換プログラムは、引数として与えられた各ソースファイルに対して、対応 す る HTML ファイル群を含むディレクトリを作成します。詳細とサンプルは、 _/_u_s_r_/_s_h_a_r_e_/_d_o_c_/_l_a_t_e_x_2_h_t_m_l_/_m_a_n_u_a_l_._p_s_._g_z か _/_u_s_r_/_s_h_a_r_e_/_d_o_c_/_l_a_t_e_x_2_h_t_m_l_/_h_t_m_l_/ に置かれているオンライン HTML マニュア ルを参照してください (訳注: これは Debian パッケージでインストールし た 場合の置き場所です)。 注注意意 こ の文書は、TeX 形式のマニュアルから抜き出したもので、現在のものに追随 しているとは限りません。正式な文書はオンラインマニュアルを参照してく だ さい (訳注: LaTeX2HTML 付属の文書は、「正式な文書」も含めいずれも長い間 更新されておらず、現状の LaTeX2HTML の仕様とはずれているところもかな り 見られますので注意してください)。 タタイイトトルルややフファァイイルル名名、、セセククシショョンン分分けけのの制制御御用用オオププシショョンン --tt <> これは以下の設定と同じです: _$_T_I_T_L_E _= _<_t_o_p_-_p_a_g_e_-_t_i_t_l_e_> _; 文書名と して、このタイトルを使用します。 (訳注: --tt は、 --ttiittllee と指定 す ることも可能です。) --sshhoorrtt__eexxttnn これは以下の設定と同じです: _$_S_H_O_R_T_E_X_T_N _= _1_; 生成する HHTTMMLL ファイ ルの拡張子として .htm を使用します。これは、生成したファイ ル を CD-ROM や他のメディアに保存し、 3 文字までの拡張子しか使えない OS でそれらを利用する際に特に有用でしょう。 --lloonngg__ttiittlleess <> これは以下の設定と同じです: _$_L_O_N_G___T_I_T_L_E_S _= _<_n_u_m_>_; こ れ は、 各 HHTTMMLL ペー ジのファイル名として、標準的な名前である node1.html, node2.html,... の代わりに、そのページのセクション 名 の 先 頭 の 個の単語を文字 '_' でつないだものを使用します。コンマや標 準的な短い単語 (a an to by of and for the) はファイル名にも入 れ ませんし、勘定にも入れません。注意: このオプションは、注意して使 用してください。今のところ、名前が一意的であるかどうかや全体の長 さに関するチェックは一切行っていません。よって、この機能を使用す ると、非常に長いファイル名が作られる可能性があります。 (訳注: セ クション名が日本語の場合にはたいてい失敗すると思いますので、日本 語の文書ではこのオプションは使わないでください。) --ccuussttoomm__ttiittlleess これは以下の設定と同じです: _$_C_U_S_T_O_M___T_I_T_L_E_S _= _1_; これは、各 HHTTMMLL ページのファイル名を、標準的な名前である node1.html, node2.html, ... の代わりに、 custom_title_hook という名前の PPeerrll サブルー チ ン を使って作ります。このサブルーチンを自分用に .latex2html-init ファイルに定義すれば、標準名を使用するデフォルトを上書きで き ま す。このサブルーチンは、セクションの先頭を引数として取り、そして 必要となる名前を返すか、空文字列 (デフォルト) を返す必要がありま す。 --ddiirr <> これは以下の設定と同じです: _$_D_E_S_T_D_I_R _= _<_o_u_t_p_u_t_-_d_i_r_e_c_t_o_r_y_> _; この 場合、指定したディレクトリに出力をリダイレクトします。デフォルト の 挙 動は、処理される文書ファイル名の最初の部分と同じ名前を持つ ディレクトリを作成 (または再利用) します。 --nnoo__ssuubbddiirr これは以下の設定と同じです: _$_N_O___S_U_B_D_I_R _= _1_; この場合、生成 す る HHTTMMLL ファイルを現在のディレクトリ内に置きます。これは、 _$_D_E_S_T_D_I_R の設定を無効にします。 --mmkkddiirr オプション --ddiirr で指定したディレクトリは、それが存在すればそれを 再利用しますが、存在しなければデフォルトでは新規でそのディレクト リは作りません。このオプションを指定すると、そのディレクトリを新 規に作成するようになります。 (訳注: このオプションの説明は元々の マニュアルページにはなく、 pod のものを改変し追加しました。) --pprreeffiixx <> これは以下の設定と同じです: _$_P_R_E_F_I_X _= _<_f_i_l_e_n_a_m_e_-_p_r_e_f_i_x_> _; こ れ は、 生成するファイルのうち、トップレベルの .html ファイルを除く すべての .gif, .pl, .html ファイルの前に を 追 加 し ま す。それには、(相対) ディレクトリパスを入れても構いませ ん。これは、 LLaaTTeeXX22HHTTMMLL で同じディレクトリ内に複数の生成物を作る ことを可能にし、平和に共存させてくれます。しかし、同じ出力ディレ クトリに向けて複数の LLaaTTeeXX22HHTTMMLL を同時に実行しようとしてはいけま せん。さもないと、様々な一時的ファイルがお互いを上書きしてしまい ます。 --aauuttoo__pprreeffiixx これは以下の設定と同じです: _$_A_U_T_O___P_R_E_F_I_X _= _1_; 生成するすべ て の ファ イ ル に 接 頭 辞 と し て `-' を前につけます。ここ で、<title> は処理する LLaaTTeeXX ファイルの名前です。 (この接頭辞 内 の `-' に注意) これは、 _$_P_R_E_F_I_X の任意の設定をひるがえします。 --nnoo__aauuttoo__lliinnkk こ れは以下の設定と同じです: _$_N_O___A_U_T_O___L_I_N_K _= _1_; $NO_AUTO_LINK が 空で、かつ変数 _$_L_I_N_K_P_O_I_N_T と _$_L_I_N_K_N_A_M_E が (latex2html.config ファ イル (訳注: 現在は l2hconf.pm) 内でデフォルトとして) 適切に 定義されている場合、 _$_L_I_N_K_N_A_M_E で与えられる名前を使ってメイン の HHTTMMLL ペー ジ へ の ハー ドリンクを作ります。典型的には、これは index.html です。多くのシステムでこの名前のファイルが使われて い て、 それが存在すればブラウザは、ディレクトリを指す URL に対して そのファイルを見ようとします。しかし、違う _$_L_I_N_K_N_A_M_E の値が適 切 であるシステムもあるかもしれません。 _$_L_I_N_K_P_O_I_N_T の値は、典型的に は _$_F_I_L_E_._h_t_m_l で、これは、どの HTML ページが自動リンクの対象にな る場合でもそれに合うように変更されます。特定の文書に対する要求が ない場合、 -no_auto_link を使用すればこの自動のリンクの 機 能 が キャンセルされます。 --sspplliitt <<nnuumm>> こ れは以下の設定と同じです: _$_M_A_X___S_P_L_I_T___D_E_P_T_H _= _<_n_u_m_>_; _(デフォル トは _8_) これは、各セクションの個別のファイルへの分割を、この深さ でやめます。 -split 0 を指定すると、文書全体を一つの HHTTMMLL ファイ ルとして出力します。セクション毎のレベルについては、下を参照して ください。また、分割に関する「相対的な」深さを設定する方法につい ては、次の項目を参照してください。 --sspplliitt ++<<nnuumm>> これは以下の設定と同じです: _$_M_A_X___S_P_L_I_T___D_E_P_T_H _= _-_<_n_u_m_>_; _(デフォル トは _8_) セクションのファイルへの分割を止めるレベルを、文書中のセ クションの最も浅いレベルからの相対的なレベルで計算するようにしま す。 例えば、その文書に \section コマンドはあるけれど、 \part や \chapter コマンドがなければ、 -split +1 のときは \section は分割 するけれどそれより深いレベルでは分割は行わず、 -split +2, -split +3 だとそれぞれ \subsection, \subsubsection コマンドまで分割する こ とになります。 -split +0 は、文書全体を一つの HHTTMMLL ファイルと して出力します。 --lliinnkk <<nnuumm>> これは以下の設定と同じです: _$_M_A_X___L_I_N_K___D_E_P_T_H _= _<_n_u_m_>_; _(デフォルト は _4_) 各ノードファイルに対して、そのノードのセクションレベルより 深くて、この指定する深さまでの子ノードへのリンクを作成し ま す。 -link 0 を指定すると、そのページから子ノードへのリンクは作らず、 -link 1 を指定すると、すぐ下の子ノードへのリンクのみを作ります。 以下同様です。 -split <num> の深さ以上の値の場合、すべてのページ にそのノードから下のツリー構造 (がある場合は) を示す小さな目次が つ けられます。そのノードページのセクションレベルが、-split の深 さよりも小さい場合は、その小さい目次は他の HHTTMMLL ファイルへのリン クになるので、その目次はそのノードページの一番下につけられます。 ただし \tableofchildlinks コマンドでそれが別の場所に置かれる場合 を除きます。 -split の深さ以上のセクションレベルのノードページで は、小さい目次のリンクの指す subsection 等はその同じ HHTTMMLL ページ 上にあります。よって、その目次はそのページの一番上につけられます が、 \tableofchildlinks コマンドでそれが別の場所に置かれる場合を 除きます。 --ttoocc__ddeepptthh <<nnuumm>> これは以下の設定と同じです: _$_T_O_C___D_E_P_T_H _= _<_n_u_m_>_; _(デフォルトは _4_) <num> までのレベルのセクションを、 (ableofcontents による) 目 次 の木構造に入れます。 --ttoocc__ssttaarrss これは以下の設定と同じです: _$_T_O_C___S_T_A_R_S _= _1_; * 付きのセクションコ マンド (訳注: section* 等) 中で作られたセクション を、 (ableof- contents による) 目次に入れます。 LLaaTTeeXX が通常そのようなセクショ ンを目次の一覧には入れないのと同じ挙動です。 (訳注: すなわち、デ フォルトは -notoc_stars で、これは ON になっていません)。 --sshhooww__sseeccttiioonn__nnuummbbeerrss こ れは以下の設定と同じです: _$_S_H_O_W___S_E_C_T_I_O_N___N_U_M_B_E_R_S _= _1_; これはセ クション番号を表示するようにします。デフォルトでは、セクション番 号は表示せず、特定のセクションを単独の文書として使用することもで きるようにしています。表示するようにするためには、セクションタイ トルは一意的で、かつインライングラフを含んではいけません。 --uunnsseeggmmeenntt これは以下の設定と同じです: _$_U_N_S_E_G_M_E_N_T _= _1_; 分割された文書 (「文 書の分割」(document segmentation) の節を参照) (訳注: このオン ラ インマニュアル内ではなく、docs/ 以下の附属マニュアル) を、それが 分割されていないかのように扱います。これは、latex2html にすべ て の分割単位を連結し、それを丸ごと処理するようにします。分割された 文書の一貫性をチェックする際には、このオプションが便利でしょう。 上で参照している、すべての文書に対するセクションレベルは以下の通 り: 0 document 1 part 2 chapter 3 section 4 subsection 5 subsubsection 6 paragraph 7 subparagraph 8 subsubparagraph これらのレベルは、その文書に浅い方のレベルのセクションがない場合でも 適 用されます。例えば、\part や \chapter コマンドは、特に LLaaTTeeXX の article ドキュメントクラスを使う場合は、ないのが最も普通です。 --rrooootteedd これは以下の設定と同じです: _$_R_O_O_T_E_D _= _1_; 通常のターゲットディ レ ク トリを A タグのリンク先に入れ、それがルートディレクトリである ようにします。 (訳注: このオプションの説明は元々のマニュアルペー ジ に は なく、 pod にオプションだけ示されていて説明がなかったの で、説明を新たに作成しました。なお、このオプションには問題がかな りあるので使用しない方がいいでしょう。) --rroooottddiirr <<ddiirreeccttoorryy>> これは、A タグに入れるルートディレクトリを指定します。 (訳注: こ のオプションの説明は元々のマニュアルページにはなく、 pod にオ プ ションだけ示されていて説明がなかったので、説明を新たに作成しまし た。なお、このオプションには問題がかなりあるので使用しない方がい いでしょう。) 拡拡張張機機能能やや特特別別機機能能のの制制御御用用オオププシショョンン この節で紹介するのは、 LLaaTTeeXX のコードで実装している部分に対する他の方策 があるときに、生成しうる HHTTMMLL コードの種類を管理し、そして有効 な オ プ ションを選択する方法に関するスイッチです。 --hhttmmll__vveerrssiioonn ((22..00||33..00||33..22))[[,,((mmaatthh||ii1188nn||ttaabbllee))]]** これは以下の設定と同じです: _$_H_T_M_L___V_E_R_S_I_O_N _= _._._. _; これは、 HHTTMMLL のバージョンと、要求する任意の HHTTMMLL (非標準) 拡張機能を指定し ま す。 バージョン番号は、 HHTTMMLL 規格の公開されている DTD に対応して います (3.0 は受け入れられずその後破棄されました)。そして, ver- sions/ サブディレクトリ内の対応する PPeerrll ファイルが読み込まれま す。そのファイルは、`html<num>.pl' という名前になって い ま す。 バージョン番号に続けて、カンマ区切りの拡張機能を指定できます。そ のそれぞれも、同じ versions/ サブディレクトリにある `<name>.pl' のファイルに対応しています。そのようなファイルを読み込んだ場合、 結果の HTML コードは、もはや指定した DTD に従うことを期待する こ と は できません。一つの例外は -no_math スイッチも指定した場合の math 拡張で、これは保持し続けます。現在は、バー ジョ ン は 2.0, 3.2, 4.0 が (そして歴史的な理由で 2.1, 2.2, 3.0, 3.1 も) 有効で す。 i18n, tables, math の拡張機能は、 LLaaTTeeXX22HHTTMMLL の 1996 までの リ リース版では、それぞれほぼ `2.1', `2.2', `3.1' というバージョ ンで呼ばれていたものに対応しています。現在は、これらの拡張 機 能 は、`2.0', `3.2', `4.0' のいずれかの指定した規格のもとでも読み込 むことが可能 で す。 デ フォ ル ト の バー ジョ ン は、 通 常 は latex2html.config (訳注: 現在は l2hconf.pm) の中で `3.2' に設定 されています。 --nnoo__tteexx__ddeeffss これは以下の設定と同じです: _$_T_E_X_D_E_F_S _= _0_; _( デ フォ ル ト は _1_) _$_T_E_X_D_E_F_S をセットすると (デフォルト)、texdefs.perl が読み込まれ ます。これは、\def, \newbox, \newdimen 等の、特に LaTeX 文書のプ リ アンブル等でよく使われる TEX コマンドを認識するコードを提供し ます。 \def の場合、その定義は完全に解釈できるでしょうが、パター ン マッチが複雑過ぎないことが必要です。 _$_T_E_X_D_E_F_S が `0' か空の場 合、texdefs.perl は読み込まれず、 latex2html は、生の TEX コマン ド を 解釈しようとはしません。この機能は、高度な技能を持った著者 が、例えば figure, theorem, picture などの latex2html では 必 ず LLaaTTeeXX で処理されることになる環境内に、任意の TEX コマンドを入れ ることを認めるような使い方を意図しています。しかし、これらの環境 に対しては現在は良くサポートされていますので、それが必要となるの はまれでしょう。明示的な画像生成において、コードのど の 部 分 を LLaaTTeeXX に渡すかを指定するには他の方法もあります。「makeimage 環 境」(makeimage environment) の説明を参照してください。 (訳注: こ のオンラインマニュアル内ではなく、docs/ 以下の附属マニュアル。) --eexxtteerrnnaall__ffiillee <<ffiilleennaammee>> こ れ は以下の設定と同じです: _$_E_X_T_E_R_N_A_L___F_I_L_E _= _<_f_i_l_e_n_a_m_e_> _; これ は、その文書が読む必要がある .aux ファイルのファイル名部分を指定 します。そのファイル名に .aux という拡張子をつけて、必要ならディ レクトリもつけて完全なファイル名にします。そのファイルは、 LLaaTTeeXX による引用や図、表、セクション番号などの必要な情報、またはその他 の情報も含んでいます。このオプションは、分割した文書を別々に処理 さ せ、単一の LaTeX 文書から生成したかのようにリンクさせるために 重要なものです。 --ffoonntt__ssiizzee <<ssiizzee>> これは以下の設定と同じです: _$_F_O_N_T___S_I_Z_E _= _<_s_i_z_e_> _; このオプション は、 LLaaTTeeXX を使って画像化される環境のフォントサイズに関する制御 を提供します。 <size> は、 LLaaTTeeXX が認識できるフォントサイズ、 す な わ ち `10pt', `11pt', `12pt' 等 のいずれか (デフォルトは `10pt')、あるいは \documentclass や \documentstyle 行に指定す る ことができるオプションのいずれかである必要があります。 (訳注: あ くまで `[数字]pt' の形式のものだけです。) どのサイズを選択した場 合 で も、 イ ン ス トール時に決定される変数 _$_M_A_T_H___S_C_A_L_E___F_A_C_T_O_R_, _$_F_I_G_U_R_E___S_C_A_L_E___F_A_C_T_O_R_, _$_D_I_S_P___S_C_A_L_E___F_A_C_T_O_R によって、それは適切 に 伸 縮されます。注意: このスイッチは、HTML ページのテキスト文字の サイズの制御を行うものではありません。そのような制御は、各ユーザ のブラウザウィンドウの設定に完全に支配されます。 --ssccaallaabbllee__ffoonnttss こ れ は 以下の設定と同じです。 _$_S_C_A_L_A_B_L_E___F_O_N_T_S _= _1_; これは、TEX フォントの PostScript 版のようなスケーラブルフォントを画像生成用 に 使 え る場合に使用します。これは、 _$_P_K___G_E_N_E_R_A_T_I_O_N を `0' にし て、 _$_D_V_I_P_S___M_O_D_E を空にした効果を持ち、これらの変数の任意の事 前 の 設 定をそのように変更します。 (訳注: 原文では「`1' にして」に なっていますが、実際は `0' としています。) --nnoo__mmaatthh これは以下の設定と同じです。 _$_N_O___S_I_M_P_L_E___M_A_T_H _= _1_; 通常、単純な数 式は、通常の文字フォントのイタリック体を使用するように設定されて います。その方法で数式の一部分が表現できない場合、数式全体を画像 化 し ます。これは「単純数式モード」(simple math) と呼ばれます。 _$_N_O___S_I_M_P_L_E___M_A_T_H を設定すると、単純かどうかにかかわらず、すべての 数 式を画像化します。しかし、前に説明した -html_version オプショ ンを使って数学拡張 (math.pl) ファイルを読 み 込 ん だ 場 合 は、 -no_math の指定は全く異なる効果を生み出します。それは現在、特別 な <MATH> タグとエンティティで、これらは無効になっています。その 代わりに、数式を解析する洗練された仕組みを使用します。イタリック 体のテキスト文字と <SUB>, <SUP> タグでは適切な表現ができない数式 の部分については画像化します。詳細については、「数式」(mathemat- ics) のサブセクションを参照してください。 (訳注: このオンライ ン マニュアル内ではなく、docs/ 以下の附属マニュアル。) --llooccaall__iiccoonnss こ れは以下の設定と同じです。 _$_L_O_C_A_L___I_C_O_N_S _= _1_; 文書内で実際に使 用する各アイコンのコピーを、 HHTTMMLL ファイルと生成する画像が置かれ るディレクトリ内に一緒に置きます。これにより文書全体が完全にこの ディレクトリ内で自己完結型となります。そうでない場合は、それらの ア イコンは、(もしかしたらリモートの) サーバーから取得する必要が あります。そのアイコンは、通常は、latex2html.config (訳注: 現 在 は l2hconf.pm) 内で設定されている $$LLAATTEEXX22HHTTMMLLDDIIRR のサブディレク トリからコピーします。 $ALTERNATIVE_ICONS にカスタマイズした画像 が置かれている (相対) ディレクトリパスを指定することで、代わりの アイコン群を使用することができます。 --iinniitt__ffiillee <<ffiillee>> 指定した初期設定ファイルを読み込みます。ここで指定した PPeerrll ファ イ ル は、 _$_H_O_M_E_/_._l_a_t_e_x_2_h_t_m_l_-_i_n_i_t_, またはカレントディレクトリの .latex2html-init があれば、それを読み込んだ後で読み込まれま す。 こ の ファイルは、オプションスイッチを処理する際に読み込まれるの で、そのファイルの内容は、デフォルトのオプション値だけでなく、既 に 確定した変数の値を変更するかもしれません。また、この方法で、2 つ以上の初期設定ファイルを読ませることも可能です。 [98.1 での変更 (ここから)] --nnoo__ffoorrkk これは以下の設定と同じです: _$_N_O_F_O_R_K _= _1_; (訳注: latex2html-2016 で は 以 下に変わっています: _$_C_A_N___F_O_R_K _= _0_; ) このように設定する と、あるメモリアクセスが集中する操作の、最初の部分の処理をフォー クして子プロセスとして処理する、という機能が無効になります。 DOS のように、ある種のシングルタスクなオペレーティングシステムはこの 機 能はサポートしていません。 _$_N_O_F_O_R_K をセットすると、フォークさ れるプロセス用のファイルハンドルが不必要に消費されなくなり ま す が、 もしかすると PPeerrll の致命的エラーを招くかもしれません (訳注: latex2html-2016 では $NOFORK はなくなり、意 味 が 反 転 さ れ て $CAN_FORK に変わっています)。 --iissoo__llaanngguuaaggee <<ttyyppee>> こ れは、 HHTTMMLL ファイルの DTD エントリに 'EN' 以外の言語を指定す ることを可能にします。例えば 'EN.US' 等。 [98.1 での変更 (ここま で)] --sshhoorrtt__iinnddeexx これは以下の設定と同じです: _$_S_H_O_R_T___I_N_D_E_X _= _1_; 体系化されたリンク を使用した、より短い Index リストを生成します。これは、 完 全 に makeidx パッケージと互換です。 --nnoo__ffoooottnnooddee こ れ は 以 下 の 設定と同じです: _$_N_O___F_O_O_T_N_O_D_E _= _1_; これは、脚注 (footnote) を単独のファイルに分離することを抑制し、代わりにそ れ を参照している HHTTMMLL ファイルの下につけます。このオプションを使用 する際、脚注があることを示すマーカーのスタイルを変更したい場合、 LLaaTTeeXX 文書内で、以下のようなコードを使うことでできます。 \renew- command{\thefootnote}{\arabic{footnote}} \arabic, \alph, \roman, \Alph, \Roman のすべてのスタイルが利用可能です。 [98.1 での変更 (ここから)] --nnuummbbeerreedd__ffoooottnnootteess これは以下の設定と同じです: _$_N_U_M_B_E_R_E_D___F_O_O_T_N_O_T_E_S _= _1_; これを セッ トすると、可読性を上げるためにすべての脚注に連続した番号を割り当 てます。 [98.1 での変更 (ここまで)] --aaddddrreessss <<aauutthhoorr--aaddddrreessss>> これは以下の設定と同じです: _$_A_D_D_R_E_S_S _= _<_a_u_t_h_o_r_-_a_d_d_r_e_s_s_> _; このア ドレスで各ページに署名します。 PPeerrll のコードを使用して自動的に日 付を含むような例は、 latex2html.config (訳注: 現在は l2hconf.pm) を 参 照してください。もし、&custom_address と呼ばれるユーザ定義 PPeerrll サブルーチンが定義されていれば、それを代わりに使用するこ と ができます。このサブルーチンは、 _$_A_D_D_R_E_S_S の値を引数としますが、 これは必要に応じて使用することも無視することも可能です。このサブ ルー チンが呼び出されるときは、 _$_d_e_p_t_h_, _$_t_i_t_l_e_, _$_f_i_l_e という名前 の変数がそれぞれセクションレベル、セクションタイトル、および生成 す る HHTTMMLL ページのファイル名を保持します。また、 _$_F_I_L_E は、ファ イル名をドキュメント全体のタイトル名用に保持します。 --iinnffoo <<ssttrriinngg>> これは以下の設定と同じです: _$_I_N_F_O _= _<_s_t_r_i_n_g_> _; これは、変換さ れ る文書に関する情報を含む新しいセクション ``About this document'' (「この文書について」) を生成します。デフォルトは、オリジナル の 文書、日付、ユーザ、変換ソフトの情報に伴うそのようなセクションを 生成します。空文字 (または値 `0') を指定すると、そのような追加セ クションは生成しません。空でない文字列を指定すると、それをデフォ ルトの情報の代わりに ``About this document'' のページの内容物 と して置き換えます。 --ddjjggpppp これは以下の設定と同じです: _$_D_J_G_P_P _= _1_; これが ON の場合、ディレ クトリやファイル処理をする際、一時的にデータベースファイルを閉じ ま す。例えば、DOS の上で DJGPP を動かしている場合に、ファイルハ ンドルの制限越えを避けるときに使用するとよいでしょう。 (訳注: こ の オプションの説明は元々のマニュアルページにはなく、 pod のもの を改変し追加しました。) --llccaassee__ttaaggss これは以下の設定と同じです: _$_L_O_W_E_R___C_A_S_E___T_A_G_S _= _1_; これが ON の場 合、出力する HTML ファイルのタグ名を、大文字でなく小文字にして書 き出します。 (訳注: このオプションの説明は元々のマニュアルページ に はなく、 pod のものを改変し追加しました。) --eennttiittiieess これは以 下の設定と同じです。 _$_U_S_E___E_N_T_I_T_Y___N_A_M_E_S _= _1_; これを ON に す る と、CHARSET の値によっては、数字によるパラメータエンティティで表 記される特殊記号、数学記号 (math.pl, unicode.pl を使用した場合な ど) が、名前によるエンティティ表記に変わります。 (訳注: このオプ ションの説明は元々のマニュアルページにはなく、 pod にオプショ ン だけ示されていて説明がなかったので、説明を新たに作成しました。な お、jarticle 等の日本語文書を処理する場合は、これは原則機能し ま せん。) --sshhooww__iinniitt こ れは以下の設定と同じです: _$_S_H_O_W___I_N_I_T___F_I_L_E _= _1_; これが ON の場 合、初期設定ファイルの名前と内容を、最 後 の 文 書 情 報 ペー ジ (``About this document''、日本語の場合は「この文書について」) に 表示します。 (訳注: このオプションの説明は元々のマニュアルページ に はなく、 pod にオプションだけ示されていて説明がなかったので、 説明を新たに作成しました。) --ttiimmiinngg これは以下の設定と同じです: _$_T_I_M_I_N_G _= _1_; これをセットすると、 文 書 の主な処理を実行し始めるときにメッセージを出力します。 (訳注: このオプションの説明は元々のマニュアルページにはなく、 pod に オ プションだけ示されていて説明がなかったので、説明を新たに作成しま した。) --ssttrriicctt これは以下の設定と同じです: _$_S_T_R_I_C_T___H_T_M_L _= _1_; こ の フ ラ グ は、strict DTD に沿った HTML を生成 ... する予定ですが、まだ実装 されていません。 (訳注: このオプションの説明は元々のマニュ ア ル ペー ジにはなく、 pod にオプションだけ示されていて説明がなかった ので、説明を新たに作成しました。) 画画像像生生成成にに関関すするる制制御御用用ののススイイッッチチオオププシショョンン 以下のスイッチは、画像をすべて生成するかどうか、古い画像をその後の実 行 で も再利用するか、それとも新しい画像を改めて生成するか、画像に対してア ンチエイリアス効果を使用するかどうかに影響を与えます。 --aasscciiii__mmooddee これは以下の設定と同じです: _$_A_S_C_I_I___M_O_D_E _= _$_E_X_T_E_R_N_A_L___I_M_A_G_E_S _= _1_; 最終的な出力に、画像を一つも入れず、ASCII 文字のみを使用します。 -ascii_mode による latex2html の出力は、例えば lynx の よ う に (<IMG> タグによる) インライン画像をサポートしないキャラクタベー スのブラウザで使用できます。 --nnoollaatteexx これは以下の設定と同じです: _$_N_O_L_A_T_E_X _= _1_; これは、不明な環境を、 LLaaTTeeXX に処理させる仕組みを無効にします。これは、「ドラフトモー ド」と見ることができ、すなわち、図、数式、表などの綺麗な変換を除 き、基本的な文書構造とテキスト部分のみを速く変換することを可能に します。 (このオプションは、現在は後述する -no_images オプション に置き換えられています。) --eexxtteerrnnaall__iimmaaggeess これは以下の設定と同じです: _$_E_X_T_E_R_N_A_L___I_M_A_G_E_S _= _1_; 文書内に、生成 した画像を含ませるのではなく、文書の外に置いたままにして、そして それらへのハイパーテキストリンクを与えます (訳注: 図や数式等の画 像を、IMG タグではなく A タグのリンクにします)。 --ppss__iimmaaggeess これは以下の設定と同じです: _$_P_S___I_M_A_G_E_S _= _$_E_X_T_E_R_N_A_L___I_M_A_G_E_S _= _1_; これは、指定した形式のインライン画像ではなく、外部 PostScript 形 式のファイルへのリンクを使います。 (訳注: 各画像の GIF/PNG 画 像 へ の変換をせず、その手前の ps の作成でやめて、それを IMG タグで なく A タグでリンクします。) --ddiissccaarrdd これは以下の設定と同じです: _$_D_I_S_C_A_R_D___P_S _= _1_; この場合、必要な グ ラフィック画像を生成するのに使用する一時的な PostScript ファイル を、そのあとすぐに廃棄 (discard) します。 --nnoo__iimmaaggeess これは以下の設定と同じです: _$_N_O___I_M_A_G_E_S _= _1_; この場合、インライン 画 像 を 一 切 作 ろうとしません。足りない画像は、 LLaaTTeeXX22HHTTMMLL を -images_only のオプションをつけて再実行することで別に生成でき ま す。 --iimmaaggeess__oonnllyy こ れ は以下の設定と同じです: _$_I_M_A_G_E_S___O_N_L_Y _= _1_; この場合、前回の LLaaTTeeXX22HHTTMMLL の実行の際に残されている任意のインライン画像の変換 を 実 行します。 (訳注: 前回の実行が必要。ただし、現行の latex2html 等ではこのオプションはうまく機能しません。) --rreeuussee <<rreeuussee__ooppttiioonn>> これは以下の設定と同じです: _$_R_E_U_S_E _= _<_r_e_u_s_e___o_p_t_i_o_n_>_; このス イッ チ は、 どの範囲の画像ファイルを共有し、再資源化するかを指定しま す。このオプションには 3 つの有効な値があります: [*] 0 画像の 共 有も再資源化も決して行いません。 HHTTMMLL ディレクトリが既に存在する 場合には、この選択は、そのディレクトリに対して何を行うかをユーザ に 問う対話型セッションも立ち上げます。 [*] 1 前回の実行からの画 像ファイルがあれば、それらを再資源化しますが、今回の実行で生成し な ければならない同一の画像は共有しません。 [*] 2 前回の実行から の画像ファイルを再資源化し、今回の実行から同一の画像を共有 し ま す。これがデフォルトです。画像の再利用に関する追加情報は、次の節 に説明があります。 --nnoo__rreeuussee これは以下の設定と同じです: _$_R_E_U_S_E _= _0_; 前の変換中に生成した画像 を 共 有も再資源化もしません。これは、-reuse 0 と同等です。(これ は、ユーザに古いディレクトリを再利用するか、その対象物を削除する か、または終了するかを尋ねるような初期対話型セッションを起動しま す。) --aannttiiaalliiaass これは以下の設定と同じです: _$_A_N_T_I___A_L_I_A_S _= _1_; _(デフォルトは _0。_) figure 環境と外部 PostScript ファイルから画像を生成する際にアン チエイリアスを使用します。デフォルトではアンチエイリアスは、画像 それ自身の内容に干渉する可能性があるため、これらの画像には使用し ません。 --aannttiiaalliiaass__tteexxtt これは以下の設定と同じです: _$_A_N_T_I___A_L_I_A_S___T_E_X_T _= _1_; _(デフォルト は _1。_) テキスト、数式、表、および makeimage 環境の内容物のような文 章要素の画像を生成する際にアンチエイリアスを使用します。デフォル トは、結果の画像がスクリーン上ではよりクリアになるので、標準的に はテキストに関するアンチエイリアスは使用します。しかし、デフォル トは各システムでは変更されているかもしれません。 --nnoo__aannttiiaalliiaass こ れは以下の設定と同じです: _$_A_N_T_I___A_L_I_A_S _= _0_; _(デフォルトは _0。_) figure 環境と外部 PostScript ファイルから画像を生成する際にア ン チエイリアスを使用しません。各システムのデフォルトは、それを使用 するよう変更されているかもしれません。 --nnoo__aannttiiaalliiaass__tteexxtt これは以下の設定と同じです: _$_A_N_T_I___A_L_I_A_S___T_E_X_T _= _0_; _(デフォルト は _1。_) 文章要素の画像を生成する際にアンチエイリアス効果を使用しま せん。テキストの画像がスクリーン上では、アンチエイリアスを使用す る こ と で劇的に改善される一方、その画像を印刷すると、300dpi で あってもにじんだ感じになってしまいます。より高解像度のプリンタで あ れ ば、作られる灰色階調画像の印刷結果はとてもよいものになりま す。 [98.1 での変更 (ここから)] --wwhhiittee これは以下の設定と同じです: _$_W_H_I_T_E___B_A_C_K_G_R_O_U_N_D _= _1_; _(デフォルトは _1。_) figure 環境の画像の背景を確実に白にします。そうでないと、透 明化効果が正しく働かない可能性があります。 --nnoo__wwhhiittee これは以下の設定と同じです: _$_W_H_I_T_E___B_A_C_K_G_R_O_U_N_D _= _'_'_; _(デフォル ト は _1。_) figure 環境の背景が白であることを要求しません。 --lldduummpp これは以下の設定と同じです: _$_L_A_T_E_X___D_U_M_P _= _1_; _(デフォルトは _0。_) 同じ文書に対する 2 回目以降の LLaaTTeeXX22HHTTMMLL の実行時の画像処理を ス ピー ド アッ プ し た い場合は、これを使用してください。現在は、 LLaaTTeeXX22HHTTMMLL は、images.tex へのプリアンブルの LLaaTTeeXX のフォー マッ トダンプを生成し、それを後の実行で使用します。これは、画像生成時 に LLaaTTeeXX が images.tex ファイルを読み込む際の起動時間を劇的に 減 らします。この処理は、最初の起動時には時間が余計にかかります。そ れは、 LLaaTTeeXX を 2 度呼び出すためであり、1 度目はフォーマットダン プ の作成、 2 度目はそれを読み込んで使用するためです。その代わり に、後の実行では読み込みがより速くなります。また、ダンプファイル 用 に、 お よ そ 1 MB のディスクスペースが余計に必要となります。 [98.1 での変更 (ここまで)] --nnoo__ttrraannssppaarreenntt これは以下の設定と同じです: _$_T_R_A_N_S_P_A_R_E_N_T___F_I_G_U_R_E_S _= _0_; こ れ は、figure 環境からインライン画像を作成する際に透明化 (transpar- ent) を行いません。 (訳注: このオプションの説明は元々のマニュ ア ルページにはなく、 pod から移植しました。なお、これはfigure 環境 だけではなく、地の文や各種数式環境すべての画像生成で透明化を行い ません。) --iimmaaggee__ttyyppee <<ttyyppee>> こ れは以下の設定と同じです: _$_I_M_A_G_E___T_Y_P_E _= _<_t_y_p_e_> _; これは、作成 するビットマップ画像の形式を指定します。現在は、 <type> は gif か png のいずれかです。 (訳注: このオプションの説明は元々のマ ニュアルページにはなく、 pod から移植しました。) --aacccceenntt__iimmaaggeess <<ttyyppee>> これは以下の設定と同じです: _$_A_C_C_E_N_T___I_M_A_G_E_S _= _<_t_y_p_e_> _; ISO-Latin フォ ントに含まれないアクセント付き文字を、 LaTeX を使って画像を 作る際に使用する LaTeX コマンドのカンマ区切りのリストを指定し ま す。 この変数の値が空の場合、または --nnoo__aacccceenntt__iimmaaggeess とした場合 はアクセントは無視され、画像化もされません。 (訳注: このオプショ ン の 説 明は元々のマニュアルページにはなく、 pod から移植しまし た。なお、基本的には、'large' や 'textrm' など、画像化する際のそ の文字の大きさや書体などを指定するコマンド列を書きますが、この設 定は個別指定ではなく、対象文字すべてに適用されてしまうことに注意 が必要です。) --nnoo__ppaarrbbooxx__iimmaaggeess これは以下の設定と同じです: _$_N_O___P_A_R_B_O_X___I_M_A_G_E_S _= _1_; parbox コマン ドの中身を画像化せずに、そのまま出力します (デフォルトは画像化す る)。 (訳注: このオプションの説明は元々のマニュアルページにはな く、 pod にオプションだけ示されていて説明がなかったので、説明 を 新たに作成しました。) --nnoo__llaattiinn オプションとしては存在しますが、 現在は使用されていません。 (訳注: このオプションの説明は元々のマ ニュ アルページにはなく、 pod にオプションだけ示されていて説明が なかったので、説明を新たに作成しました。) ナナビビゲゲーーシショョンンパパネネルルのの制制御御用用ススイイッッチチオオププシショョンン 以下のスイッチオプションは、各 HHTTMMLL ページに、一つ、あるいはそれ以上 の ナ ビゲーションパネルを入れるかどうか、およびそれらのパネルにどのボタン を入れるかを管理します。 --nnoo__nnaavviiggaattiioonn これは以下の設定と同じです: _$_N_O___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N _= _1_; これは、各ページ に ナ ビゲーションリンクを置く仕組みを無効にします。これは、変数 _$_T_O_P___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N_, _$_B_O_T_T_O_M___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N_, _$_A_U_T_O___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N のどんな設 定も無効にします。 --ttoopp__nnaavviiggaattiioonn こ れは以下の設定と同じです: _$_T_O_P___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N _= _1_; これは、各ペー ジの上部にナビゲーションリンクを置きます。 --bboottttoomm__nnaavviiggaattiioonn これは以下の設定と同じです: _$_B_O_T_T_O_M___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N _= _1_; これ は、 各 ページの下部にもナビゲーションリンクを置きます (訳注: 上部のナビ ゲーションリンクには影響しません)。 --aauuttoo__nnaavviiggaattiioonn これは以下の設定と同じです: _$_A_U_T_O___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N _= _1_; これは、各ペー ジの上部にナビゲーションリンクを置きますが、そのページの単語数が _$_W_O_R_D_S___I_N___P_A_G_E (デフォルトは 450 単語) を越えた場合は下部にも ナ ビゲーションリンクを置きます。 (訳注: 「単語数」は当然空白区切り の語を数えていますので、空白で区切らない日本語文書の場合は通常ど のページも単語数は非常に小さな値になり、この仕組みは意味がありま せん。) --nneexxtt__ppaaggee__iinn__nnaavviiggaattiioonn これは以下の設定と同じです: _$_N_E_X_T___P_A_G_E___I_N___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N _= _1_; こ れ は、ナビゲーションパネルに、論理的に次のページへのリンクをつけま す。 --pprreevviioouuss__ppaaggee__iinn__nnaavviiggaattiioonn これは以下の設定と同じです: _$_P_R_E_V_I_O_U_S___P_A_G_E___I_N___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N _= _1_; こ れは、ナビゲーションパネルに、論理的に前のページへのリンクをつけ ます。 --ccoonntteennttss__iinn__nnaavviiggaattiioonn これは以下の設定と同じです: _$_C_O_N_T_E_N_T_S___I_N___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N _= _1_; こ れ は、 目次 (table of contents) がある場合に、ナビゲーションパネル に目次のページへのリンクをつけます。 --iinnddeexx__iinn__nnaavviiggaattiioonn これは以下の設定と同じです: _$_I_N_D_E_X___I_N___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N _= _1_; これは、索 引 (index) がある場合に、ナビゲーションパネルに索引のページへの リンクをつけます。 他他のの文文書書へへののリリンンククにに関関すするるススイイッッチチオオププシショョンン 単独の単一文書を処理する場合、本節で説明するスイッチオプションは全く 必 要 ありません。前節の最後に説明した、自動的に作られるナビゲーションパネ ルは、必要なナビゲーションリンクをすべて作るからです。しかし、文書が と て も大きな文書の一部分と見なされるものである場合、その最初のページと最 後のページからのリンクは、大きい (仮想的な) 文書の他の部分の場所への リ ン クであるため、ナビゲーションパネル内のいくつかのボタンに対して明示的 に与える必要があります。以下のスイッチは、そのような他の文書へのリン ク を 可能にするもので、ナビゲーションパネルハイパーリンクに対してタイトル と URL を提供します。特に、``文書の分割'' (Document Segmentation) 機 能 は、 必然的にこれらのスイッチをとても使うことになります。その文書とナビ ゲーションハイパーリンクのターゲットを Makefile に記録するよう に す れ ば、 たくさんのスイッチを含む長いコマンドラインの冗長なタイプを避けるこ とができ便利です。 --uupp__uurrll <<UURRLL>> これは以下の設定と同じです: _$_E_X_T_E_R_N_A_L___U_P___L_I_N_K _= _<_U_R_L_> _; これは、 ナ ビ ゲー ションパネルの ``UP'' ボタンに対応する URL を指定しま す。 --uupp__ttiittllee <<ssttrriinngg>> これは以下の設定と同じです: _$_E_X_T_E_R_N_A_L___U_P___T_I_T_L_E _= _<_s_t_r_i_n_g_> _; これ は、``UP'' ボタンの URL に対するタイトルを指定します。 --pprreevv__uurrll <<UURRLL>> こ れ は以下の設定と同じです: _$_E_X_T_E_R_N_A_L___P_R_E_V___L_I_N_K _= _<_U_R_L_> _; これ は、ナビゲーションパネルの ``PREVIOUS'' ボタンに対応する URL を 指定します。 --pprreevv__ttiittllee <<ssttrriinngg>> これは以下の設定と同じです: _$_E_X_T_E_R_N_A_L___P_R_E_V___T_I_T_L_E _= _<_s_t_r_i_n_g_> _; こ れは、``PREVIOUS'' ボタンの URL に対するタイトルを指定します。 --ddoowwnn__uurrll <<UURRLL>> これは以下の設定と同じです: _$_E_X_T_E_R_N_A_L___D_O_W_N___L_I_N_K _= _<_U_R_L_> _; こ れ は、 ナビゲーションパネルの ``NEXT'' ボタンに対応する URL を指定 します。 --ddoowwnn__ttiittllee <<ssttrriinngg>> これは以下の設定と同じです: _$_E_X_T_E_R_N_A_L___D_O_W_N___T_I_T_L_E _= _<_s_t_r_i_n_g_> _; こ れは、``NEXT'' ボタンの URL に対するタイトルを指定します。 --ccoonntteennttss <<UURRLL>> こ れ は 以下の設定と同じです: _$_E_X_T_E_R_N_A_L___C_O_N_T_E_N_T_S _= _<_U_R_L_> _; これ は、``CONTENTS'' ボタンに対応する URL を指定します。それは、それ 以外には分割文書を持たない文書用のものです。 --iinnddeexx <<UURRLL>> こ れ は 以 下 の 設定と同じです: _$_E_X_T_E_R_N_A_L___I_N_D_E_X _= _<_U_R_L_> _; これ は、``INDEX'' ボタンに対応する URL を指定します。これは、それ 以 外には索引を持たない文書用のものです。 --bbiibblliioo <<UURRLL>> こ れは以下の設定と同じです: _$_E_X_T_E_R_N_A_L___B_I_B_L_I_O _= _<_U_R_L_> _; これは、 参考文献のページに対する URL を指定しますが、その文書自身に明 示 的な部分がない場合用です。警告: システムによっては、空白文字を含 む文字列 <string> をコマンドラインや Makefile 内で与えるのが難し い場合があります。それを回避する一つの方法は、対応する変数を使用 することです。空白を下線 (_) で置き換える方法もあります。 --ssttyyllee <<ssttyyllee>> これは以下の設定と同じです: _$_S_T_Y_L_E_S_H_E_E_T _= _<_s_t_y_l_e_> _; 作 成 す る HTML ファイル用のスタイルシートのファイル名を指定します。指定し ない場合は、メインの LaTeX ファイル名に .css をつけたファイル 名 のスタイルシートファイル (file.css) を作成します。存在するファイ ルを指定した場合、それを書き換えずにスタイルシートとして使用しま す。なお、指定したファイル名のファイルには、 latex2html は何も書 き出しませんし、これを指定しても file.css は作成されます。指定し たファイル名は、生成する HTML ファイルの LINK タグ行にその名前を 書き出すだけです。環境などのスタイルを latex2html が標準的に吐き 出すものを用意したスタイルシートで合わせて使用したい場合は、変数 $$EEXXTTEERRNNAALL__SSTTYYLLEESSHHEEEETT == <<ffiillee>> ;; を使用してください。そのファイル の内容で、 latex2html がデフォルトで出力する部分 (スタイルシート の先頭部分) を置き換えます。 (訳注: このオプションの説明は元々の マ ニュアルページにはなく、 pod にオプションだけ示されていて説明 がなかったので、説明を新たに作成しました。) ヘヘルルププややトトレレーーススにに関関すするるススイイッッチチオオププシショョンン 以下のスイッチの最初の 2 つは、一目瞭然です。文書の処理で問題が起きた場 合 は、スイッチ -debug と -verbosity を使えば、それぞれ LLaaTTeeXX22HHTTMMLL によ り多くの画面出力を出させます。それらの追加メッセージは、問題の原因を 特 定する助けとなるでしょう。 --ttmmpp <<ppaatthh>> これは、画像生成に使用する一時的な作業ディレクトリを定義します。 <path> が 0 の場合、標準的な作業ディレクトリ /tmp を使用します。 --hh((eellpp)) これは、すべてのコマンドラインオプションの一覧を出力します。 --vv LLaaTTeeXX22HHTTMMLL の現在のバージョンを出力します。 --ddeebbuugg これは以下の設定と同じです: _$_D_E_B_U_G _= _1_; これは、デバッグモードで 動作させ、メッセージ、および読み込んだファイルや LLaaTTeeXX22HHTTMMLL で呼 び出されるユーティリティに関する診断情報などを表示します。これら の呼び出しで作られる任意のメッセージを示します。 latex2html ( と そ れ 以外) の PPeerrll スクリプトの最初の行に文字列 `-w' を追加すれ ば、 PPeerrll デバッガによるさらに広範囲の診断情報を得ることもできま す。 --vveerrbboossiittyy <<nnuumm>> これは以下の設定と同じです: _$_V_E_R_B_O_S_I_T_Y _= _<_n_u_m_>_; これは、提供され た入力ファイルに対して LLaaTTeeXX22HHTTMMLL の実行する処理のある種の状況を 明 示するメッセージを表示します。パラメータ <num> は 0 から 8 ま での整数で、より大きな値は、生成するメッセージを追加してい き ま す。 0. 特別なトレースは行いません。すなわち、 LLaaTTeeXX22HHTTMMLL の V97.1 より 前のバージョンと同様です。 1. (これがデフォルト) セクションの表題と対応する HTML ファイル 名、 および処理の主たる段階が完了したことの目印を表示します。 2. 環境名とその特定番号、および新しい定理型を出力します。警告が起き たときにそれを示し、より細かい処理の段階に対する目印を表示 し ま す。そして補助的なデータ配列を保存するファイル名を出力します。 3. コマンド名に会ったときと処理した際、およびプリプロセスの段階で任 意の不明なコマンドに出会ったときにその名前を出力します。新しいコ マンド、環境、定理、カウンタ、カウンタの依存関係などの名前を、各 ドキュメントの分割単位毎に表示します。 4. コマンド置換、数学環境のプリプロセスを示します。 LLaaTTeeXX での処 理 の ための不明な環境の内容を、 LLaaTTeeXX ソースへの復帰前と後の両方で 出力します。カウンタの値に影響するすべての作業を示します。 さ ら に、処理の各段階で、リンク、ラベル、およびセクション分割用のキー を示します。 5. 文書のプリアンブルでの処理の詳細表示。新しい環境の置換を表示しま す。認識されたすべての環境の内容を処理前と後の両方で表示します。 画像のキーに関するキャッシュ情報、エンコード情報を表示しますが、 これは 2 つの画像が等しいかをテストするのに使えます。 6. 新 しいコマンドの置換と、アクセント、包まれたコマンドを表示しま す。 7. 数学モードでのコマンドの処理を、その前と後の両方でトレース し ま す。 8. すべてのコマンドの処理を、その前と後の両方でトレースします。コマ ンドラインオプションは、初期値のみ設定 し ま す が、 \htmltrac- ing{...} コマンドを使うことで、処理中に _$_V_E_R_B_O_S_I_T_Y の値を動的に 設定できます。このコマンドの引数は、望みの値を指定できますが、あ るいはより一般的な \HTMLset コマンドで以下のようにすることもでき ます: \HTMLset{VERBOSITY}{<num>}。 --vvaalliiddaattee これは以下の設定と同じです: _$_H_T_M_L___V_A_L_I_D_A_T_E _= _1_; これが ON の場合 は、生成した HTML ファイルを l2hconf.pm で設定されている HTML バ リデータプログラム (HTML コードの適切さをチェックするソフト ウェ ア) にかけてその HTML コードの適切性を検査します。 l2hconf.pm、 または .latex2html-init でそのプ ロ グ ラ ム 名 _$_H_T_M_L___V_A_L_I_D_A_T_O_R (latex2html とは無関係の外部プログラムを指定します) が設定されて いなければ、何もしません。 (訳注: このオプションの説明は元々のマ ニュアルページにはなく、 pod のものを改変し追加しました。) ススイイッッチチオオププシショョンン以以外外のの他他のの設設定定用用変変数数 こ の節で説明する設定用変数は、必ずしもすべてがコマンドラインスイッチに 割り当てられているとは限りません。これらは、そのシ ス テ ム に 特 有 の LLaaTTeeXX22HHTTMMLL の特性を表現するか、または、ある特定のサブディレクトリ内の文 書毎に変わったりしないような、すべての文書に適用されるべき性質を管理 す る もの、のいずれかです。通常は、これらの変数は、latex2html.config とい うファイル (訳注: 現在は l2hconf.pm) の中でセットされた値を持っています 以 下にあげている一覧では、それらを確定するのに使われる Perl コードの行 の形でデフォルトの値を示しています。それらとは異なる値が必要な場合 は、 ロー カルの初期設定ファイル .latex2html-init でそれらを割り当てることが でき、そうすれば他のユーザや他のディレクトリで処理された文書に影響を 与 えずに済みます。 $$dddd これは、ファイル名の中でディレクトリを区切るのに使われる文字列を 保持します。それは、その変数が latex2html.config 内で与えられ て い なければ内部では `/' に設定されています (訳注: 現在そのデフォ ルト値は l2hconf.pm での設定ではなく、OS 毎に設定 さ れ た も の (L2hos.pm) を読み込むようになっています)。注意: この値は、初期設 定ファイル .latex2html-init で設定することはできません。それは、 そのファイルを探す為には、まずその値を知っていなければいけないか らです。 $$LLAATTEEXX22HHTTMMLLDDIIRR これは、インストール時に、latex2html.config から install-test ス ク リプトが読み出し、その値を latex2html PPeerrll スクリプトの中に挿 入します。 (訳注: latex2html.config も install-test も古い も の で、 現 在 は、configure ス クリプトに与えた値に基づいたものを latex2html スクリプト内に挿入しています。) $$LLAATTEEXX22HHTTMMLLSSTTYYLLEESS == $$LLAATTEEXX22HHTTMMLLDDIIRR//ssttyylleess ;; これは、latex2html.config から install-test スクリプトが読み出す も の で、その値は styles/ ディレクトリの場所を示します。 (訳注: latex2html.config も install-test も 古 い も の で、 現 在 は、l2hconf.pm 内で上の形で定義されています。) $$LLAATTEEXX22HHTTMMLLVVEERRSSIIOONNSS == $$LLAATTEEXX22HHTTMMLLDDIIRR//vveerrssiioonnss ;; こ の 変数の値は、latex2html.config (訳注: 現在は l2hconf.pm) で セットされるべきもので、バージョンファイル、拡張機能ファイルが置 かれるディレクトリパスを指定します。 $$AALLTTEERRNNAATTIIVVEE__IICCOONNSS == '''';; こ れは、-local_icons スイッチとともに使用するカスタマイズアイコ ン群のある (相対) ディレクトリパスを指定できます。 $$TTEEXXEEXXPPAANNDD == $$LLAATTEEXX22HHTTMMLLDDIIRR//tteexxeexxppaanndd ;; これは、latex2html.config から install-test PPeerrll スクリプトが 読 み出すもので、その値は texexpand PPeerrll スクリプトの置き場所とみな されます。 (訳注: latex2html.config も install-test も古い も の で、 現 在 は、configure ス クリプトに与えた値に基づいたものを l2hconf.pm 内に挿入していて、典型的には "$LATEX2HTMLDIR/bin/tex- expand" のような値になっています。) $$PPSSTTOOIIMMGG == $$LLAATTEEXX22HHTTMMLLDDIIRR//ppssttooiimmgg ;; こ れは、latex2html.config から install-test PPeerrll スクリプトが読 み出すもので、その値は pstoimg PPeerrll スクリプトの置き場所とみなさ れます。 (訳注: latex2html.config も install-test も古いもので、 現在は、configure スクリプトに与え た 値 に 基 づ い た も の を l2hconf.pm 内 に 挿 入 し て い て、 典 型 的 に は "$LATEX2HTMLDIR/bin/pstoimg" のような値になっています。) $$IIMMAAGGEE__TTYYPPEE == ''<<iimmaaggee--ttyyppee>>'';; これは、latex2html.config (訳注: 現在は l2hconf.pm) でセットされ ま す。現在サポートする <image-type> (画像形式) は gif か png か です。 $$DDVVIIPPSS == ''ddvviippss'';; これは、latex2html.config から install-test が読み出すもので、そ の 値 は dvips プログラム (またはスクリプト) の置き場所を示しま す。 (訳注: latex2html.config も install-test も古いもので、現在 は、configure スクリプトに与えた値に基づいたものを l2hconf.pm 内 に挿入しています。) この値を変更した方がいい場合がいくつかありま す: スイッチ -P<printer> を追加し、特定の設定ファイルを読ませ たい場合。例えば、生成画像を改 善 す る た め の 特 定 の PostScript フォント群を使うなどの目的で。 システムにデフォルトで用意されている dvips とは別の版のも の (例えば印刷条件が違うとか) を使用する目的で、そのパ ス を頭につける場合。 低 い品質の画像が生成される場合にデバッグスイッチを追加し たい場合。それにより、フォントや他のリソース用にどのパ ス が検索されたのかが見られます。 パス変数を追加するコマンドを頭に追加したい場合。 dvips が フォントや他のリソースを探すために必要かもしれません。 フォントの自動生成が要求された場合、Metafont の実行時には以下 の 設定変数が重要になります。 $$PPKK__GGEENNEERRAATTIIOONN == 11;; こ の変数は、フォント生成をするためには設定しなければいけ ませんが、そうでない場合は、ローカルシステムに存在する も のがスケール変換されて使われます。特に、PostScript フォン トか他のスケーラブルフォントリソース (-scalable_font ス イッ チ参照) を使いたい場合は、この変数を設定してはいけま せん。 $$DDVVIIPPSS__MMOODDEE == ''ttoosshhiibbaa'';; このモードは、Metafont リソースファイルのある場所 (もしか すると misc/ サブディレクトリかも) の modes.mf 内に書かれ ているものを与える必要があります。 $$MMEETTAAFFOONNTT__DDPPII == 118800;; 必要なフォントに対して、正しいパラメータをつけて Metafont を 実行するために dvips は MakeTeXPK スクリプトを呼び出し ますが、ここで要求する 1 インチのドット数 (DPI) 単位で の 解 像度は、そのスクリプトの中で明示的にリストされているも のである必要があります。 $$LLAATTEEXX == ''llaatteexx'';; install-test が latex2html.config から読み出すもので、その 値 は latex プログラム (またはスクリプト) の場所を確認するものです。 ( 訳注: latex2html.config も install-test も古 い も の で、 現 在 は、configure スクリプトに与えた値に基づいたものを l2hconf.pm 内 に挿入しています。) もし、 LLaaTTeeXX によるスタイルファイ ル や パッ ケージの検索に問題がある場合、それらの困難を解決するための環境変 数を設定するような他のコマンドを、デフォルトコマンドの前に追加す る こ と が で き ま す。例: _$_L_A_T_E_X _= _'_s_e_t_e_n_v _T_E_X_I_N_P_U_T_S _<_p_a_t_h _t_o _s_e_a_r_c_h_> _; _l_a_t_e_x_' _. 画像の生成時に、どのファイルを LLaaTTeeXX22HHTTMMLL と LLaaTTeeXX が読み込むのかを正確に制御するための変数がいくつかありま す。 $$TTEEXXIINNPPUUTTSS これは通常、同名の環境変数からセットされます。スタイル や パッ ケージが見つからない問題が起きる場合は、ここにその問 題を解決するパスを追加指定することができます。 $$DDOONNTT__IINNCCLLUUDDEE これには、\input や \include コマンドで読み込もうとしても 読 み 込 ませたくないファイル名や拡張子の一覧を与えます。 (latex2html.config (訳注: 現在は l2hconf.pm) のデフォルト リストを参照。) $$DDOO__IINNCCLLUUDDEE == '''';; これは、 _$_D_O_N_T___I_N_C_L_U_D_E のリストの例外リストです。これらの ファイルは、\input や \include コマンドで要求された場合は 読み込まれます。 $$IICCOONNSSEERRVVEERR == ''<<UURRLL>>'';; これは、ナビゲーションボタンとして使われる標準アイコンを探す URL を指定するのに使います。サイズ情報と同等の特定の画像サイズ用の名 前 が latex2html.config (訳注: 現在は l2hconf.pm) 内にあります。 アイコンそれ自身を、自分でカスタマイズした別のもので置き換えるこ ともできますが、これらの情報を正しく更新し、その画像の置き場所を $ICONSERVER に指定する必要があります。 -local_icons を 使っ て、 HHTTMMLL ファイルや他の生成画像のある場所にアイコンのコピーを置く場 合、 $ICONSERVER の値は HHTTMMLL ファイルそれ自身の中に書かれる必 要 はありませんが、ローカルディレクトリにコピーする元のアイコンを見 つけるのにそれが必要になります。 $$NNAAVV__BBOORRDDEERR == <<nnuumm>>;; ここで指定する値は、各アイコンを囲む境界の幅です (ポ イ ン ト 単 位)。通常は値 `0' で、その場合コントロールパネル内の有効なボタン と有効でないボタンを正確に揃えて配置します。 $$LLIINNKKNNAAMMEE == ''""iinnddeexx..$$EEXXTTNN""'';; これは、変数 _$_N_O___A_U_T_O___L_I_N_K が空のときに使うもので、作業ディレ ク ト リへの URL によって、完成した文書の主ページに到達できるように します。それには、 HHTTMMLL ファイルの名前を指定しますが、それは自動 的にディレクトリ名にもリンクされます。 _$_E_X_T_N の値は、 _$_S_H_O_R_T_E_X_T_N が設定されていなければ .html、設定されていれば .htm になります。 $$LLIINNKKPPOOIINNTT == ''""$$FFIILLEE$$EEXXTTNN""'';; こ れは、 _$_L_I_N_K_N_A_M_E で指定された名前に二重化される、またはシンボ リックリンクされる HHTTMMLL ファイルの名前を指定します。適切で あ れ ば、 _$_F_I_L_E の値は文書名で、これは通常作業ディレクトリ名に一致し ます。 $$CCHHAARRSSEETT == ''iissoo__88885599__11'';; これは、 LLaaTTeeXX22HHTTMMLL が作成する HHTTMMLL ページ内で使用する文字セット を指定します。設定ファイル、初期設定ファイルで何も設定されていな い場合は、デフォルトの値が使用されます。小文字の _$_c_h_a_r_s_e_t も認識 されますが、これは大文字のものの値で上書きされます。 $$AACCCCEENNTT__IIMMAAGGEESS == ''llaarrggee'';; ISO-Latin フォントに含まれないアクセント付き文字は、 LLaaTTeeXX を使 用して画像を作ることで生成できます。この変数は、これらの画像を生 成 する際に使用するスタイルの設定用の LLaaTTeeXX コマンドの (カンマ区 切りの) リストです。この変数の値が空ならば、アクセントは単に無視 され、画像ではなくアクセントのないフォント文字を代わりに使用しま す。 color.perl パッケージ内では、以下の 2 つの変数を色名の設定表を持つ ファ イ ル の 名 前 を 特 定 す る の に使います。これらの名前のファイルは、 _$_L_A_T_E_X_2_H_T_M_L_S_T_Y_L_E_S ディレクトリ内に用意されていますが、他の場所に移動 さ れ ているか、異なる名前のファイルに置き換えられているかもしれません。そ のような場合は、これらの変数値をそれに従って変更する必要があります。 $$RRGGBBCCOOLLOORRFFIILLEE == ''rrggbb..ttxxtt'';; $$CCRRAAYYOOLLAAFFIILLEE == ''ccrraayyoollaa..ttxxtt'';; 以下の変数は、システムのデフォルトから適当なものに変更できますが、同 じ サ イト、あるいは近くのサイトに置かれた文書のスタイルの全体的な一貫性を 保つには、ローカルの .latex2html-init 初期設定ファイルを使って行うの が 最もいいでしょう。 $$ddeeffaauulltt__llaanngguuaaggee == ''eenngglliisshh'';; こ れは、生成する HHTTMMLL ページの先頭に現れる <!DOCTYPE ... > タグ 内にどの言語コードを置くかを確定します。異なる言語用のパッケージ を読み込む場合は、この変数値を変更するといいかもしれません。以下 で説明する _$_T_I_T_L_E_S___L_A_N_G_U_A_G_E 変数の項も参照してください。 $$TTIITTLLEESS__LLAANNGGUUAAGGEE == ''eenngglliisshh'';; この変数は、``Contents'' (本文), ``References'' ( 参 考 文 献), ``Table of Contents'' (目次) 等の標準的な文書のセクション用に実 際に使用する文字列を選択するのに使います。フランス語やドイツ語の タイトルは対応するパッケージ内でサポートされているので、それらの パッケージを読み込むと、通常はこの 変 数 値 が 上 で 説 明 し た _$_d_e_f_a_u_l_t___l_a_n_g_u_a_g_e と同様に変更されます。 $$WWOORRDDSS__IINN__NNAAVVIIGGAATTIIOONN__PPAANNEELL__TTIITTLLEESS == 44;; ナ ビ ゲーションボタンの横に並ぶ、文字によるハイパーリンクの部分 で、セクションタイトルからいくつの単語を使用するかを指定します。 ( 訳注: 日本語のセクションタイトルの場合は、単語に分割されないの で多分無意味です。) $$WWOORRDDSS__IINN__PPAAGGEE == 445500;; これは、 _$_A_U_T_O___N_A_V_I_G_A_T_I_O_N が設定されている場合に、ページの下にナ ビゲーションパネルを置くのに必要な最小ページ長 (単語数) を指定し ます。 (訳注: この数字を越えた単語のあるページにはページの下にナ ビゲーションパネルを置くのですが、日本語の文書の場合は、ほとんど 単語に分割されないので多分無意味です。) $$CCHHIILLDDLLIINNEE == ""<<BBRR>><<HHRR>>\\nn"";; これは、通常のページの内容と、子リンクの一覧との間に 置 く HHTTMMLL コードを指定します。 $$NNEETTSSCCAAPPEE__HHTTMMLL == 00;; このようにセットすると、この変数は、いずれの公的規格にも適合しな い HHTTMMLL コードを生成しないようにします。そしてこれは、生成 す る HTML ページの先頭に置かれる、任意の <!DOCTYPE ... > タグの内容を 限定します。 $$BBOODDYYTTEEXXTT == '''';; この変数の値は、<BODY ...> タグの中で、例えば、文字や背景の色 を 設定するのに使われます。その値は、\bodytext コマンドで上書きされ ますし、また \htmlbody コマンドや color パッ ケー ジ の \color, \pagecolor コマンド使って変更したり追加したりできます。 $$IINNTTEERRLLAACCEE == 11;; このように設定すると、インターレース画像を生成します。それには、 インターレース操作を行うことができるグラフィックツールが必要とな ります。 $$TTRRAANNSSPPAARREENNTT__FFIIGGUURREESS == 11;; このように設定すると、画像の背景は透明化されます。そうでなければ 背景は白になります。それには、ある色を透明色として指定できるよう なグラフィックツールが必要となります。 $$FFIIGGUURREE__SSCCAALLEE__FFAACCTTOORR == 11..66;; こ れは、figure 環境や、他の画像化される環境のすべての画像に適用 する伸縮倍率 (スケールファクター) です。これは、数学環境として認 識されるものには適用されないことに注意してください。それらには、 _$_M_A_T_H___S_C_A_L_E___F_A_C_T_O_R の内容と、スケーリング指定の $DISP_SCALE_FAC- TOR を使用します。 $$MMAATTHH__SSCCAALLEE__FFAACCTTOORR == 11..66;; インライン数式、ディスプレイ数式の両方のすべての画像に適用する伸 縮倍率 (スケールファクター) です。アンチエイリアス画像には、この 値の代わりに 1.4 とするのがいいでしょう。 $$DDIISSPP__SSCCAALLEE__FFAACCTTOORR == 11;; ディ ス プレイ数式環境の画像化に適用する追加の伸縮倍率 (スケール ファクター) です。こ れ を 設 定 す る と、 最 終 的 な 倍 率 は _$_M_A_T_H___S_C_A_L_E___F_A_C_T_O_R の 値 と こ の 値 と の 積 に な り ま す。 $MATH_SCALE_FACTOR = 1.4; には、この値を `1.2' とするのがいい で しょう。 $$EEXXTTRRAA__IIMMAAGGEE__SSCCAALLEE こ れ は、生成するすべての画像に適用する追加の伸縮倍率 (スケール ファクター) を持 ち ま す。 こ れ を 設 定 す る と、 こ れ は、 _$_E_X_T_R_A___I_M_A_G_E___S_C_A_L_E の伸縮を画像生成時に適用しますが、それらの高 さと幅は伸縮しないサイズで記録します。これは、画像を希望するサイ ズに合うように伸縮 (通常は拡大) し、印刷時に良い品質が得られるよ うにブラウザに合わせるためのものです。 600dpi の 印 字 品 質 で は、`1.5' や `2' の値がいいでしょう。 $$PPAAPPEERRSSIIZZEE == ''aa55'';; 画像を生成する際に、figure やディスプレイ数式を LaTeX 処理すると きのページサイズを指定します。これは、画像内の文字列の行の長さに 影響を与えます。数式や文字の画像は印刷される場合よりも大きいサイ ズを使用しますが、そうでないとスクリーン解像度では明瞭さが失なわ れるからですが、よって一般には小さ目のページサイズを勧めます。こ れは、$MATH_SCALE_FACTOR と _$_D_I_S_P___S_C_A_L_E___F_A_C_T_O_R の両方の伸縮倍 率 を使う場合は特にそうですが、そうでないと過度に大きくなって、余計 な空白を持つような画像ができてしまうでしょう。 $$LLIINNEE__WWIIDDTTHH == 550000;; 以前は、画像を右、あるいは中央合わせする際には、これでその画像の 幅を指定していました (が、もはや使われていません)。 以 下の変数は、画像生成時に必要なツールにアクセスするときに使用します。 そのローカルのシステムでのファイルやプログラ ム の 位 置 が configure- pstoimg と い う PPeerrll ス ク リ プ ト に よっ て 確 認 され、それが _$_L_A_T_E_X_2_H_T_M_L_D_I_R_/_l_o_c_a_l_._p_m に PPeerrll コードとして記録され、pstoimg が必要 な と き に読み込みます。 (訳注: 現在は configure-pstoimg も local.pm もな く、以下の値は configure 時に pstoimg スクリプトに直接書き込まれてい ま す。) configure-pstoimg Perl スクリプトの実行後、得られた値を変更する必 要はないはずです。以下の値は、この筆者のシステムで実施した際のもの で、 単 なる実例を示しているだけのもので、デフォルトの値を表しているわけでは ありません。 $GS_LIB = '/usr/local/share/ghostscript/4.02'; $PNMCAT = '/usr/local/bin/pnmcat'; $PPMQUANT = '/usr/local/bin/ppmquant'; $PNMFLIP = '/usr/local/bin/pnmflip'; $PPMTOGIF = '/usr/local/bin/ppmtogif'; $HOWTO_TRANSPARENT_GIF = 'netpbm'; $GS_DEVICE = 'pnmraw'; $GS = '/usr/local/bin/gs'; $PNMFILE = '/usr/local/bin/pnmfile'; $HOWTO_INTERLACE_GIF = 'netpbm'; $PBMMAKE = '/usr/local/bin/pbmmake'; $PNMCROP = '/usr/local/bin/pnmcrop'; $TMP = '/usr/var/tmp'; 以下の値は、もはや必要ではなく、 configure-pstoimg Perl スクリ プ ト を 使って得られるより明確な情報で置き換えられています。 $USENETPBM = 1; $PBMPLUSDIR = '/usr/local/bin'; 参参照照 llaatteexx(1) 作作者者 Nikos Drakos, Computer Based Learning Unit, University of Leeds <nikos@cbl.leeds.ac.uk>. その他何人もの人が提案、アイデア、解決策、 支 援、 励みを与えてくれました。現在の保守者は Ross Moore です。このマニュ アルページは、このプログラムに附属する LaTeX 文書を元に、 Manoj Srivas- tava <srivasta@debian.org> が Debian GNU/Linux システム用に書きました。 (訳注: この日本語訳は Shigeharu TAKENO <shige@iee.niit.ac.jp> が行い ま し た。なお、いくつかのオプションの説明、特に新しく追加されたオプション の説明は、元々はこのマニュアルページにはなかったもので latex2html の pod ファイルから持ってきたり、新たに追加したものなどがあります。) Debian March 1 2000 LaTeX2HTML(1)