竹の 01/13 2002 --------------- lips3dvi-2.09a の kpathsea (2 or 3) 対応と多少の機能拡張 patch lips3dvi-ext2 を公開します。 1. lips3dvi-ext2 patch ---------------------- 1.1. lips3dvi-ext2 patch について --------------------------------- lips3dvi-2.09a を kpathsea 対応にし多少の機能を追加した patch で す。kpathsea 対応パッチは、過去に linux-alpha-jp ML に後藤和茂さ ん (goto@statabo.rim.or.jp) が投稿されたものを元にしており、機能 拡張部分は lips3dvi-ext1 パッチを元にしています。 追加される機能は以下の通りです (カッコ内は config.h での変数名)。 1) kpathsea 対応 (USE_KPATHSEARCH) フォントの検索を、デフォルト検索パスでなくインストール済の kpathsea ライブラリの検索機能によって行います。フォントがなければ 自動的に生成されます。 kpathsea ライブラリのバージョンは kpathsea 2.X, kpathsea 3.X に対 応している (KPATHSEA_VERSION で切替え) と思います。 2) 給紙制御 (USE_FEED_CONTROL) カセット、トレイの給紙をオプションで指定できるようにします。 3) 必要なフォントの一覧を表示 (USE_PUTOUTFONTLIST) なお、lips3dvi は ESC/Page 用ドライバ escpdvi も含んでいますし、 動作環境は UNIX だけでなく MS-DOS 上でも使うことができますが、こ の patch は escpdvi、MS-DOS 環境、また kpathsea 2.X 上ではテスト してはいません。 また、lips3dvi-ext1 で対応している lips3dvi の psfig パッチには現 在のところ対応していません。 1.2. インストール ----------------- まず、lips3dvi-ext2.tar.gz を取得してください。ここには次の 2 つ のファイルが含まれます。 lips3dvi-ext2.patch : patch ファイル readme.ext2 : このドキュメントファイル インストール方法は以下の通りですが、オリジナルドキュメント readme.txt も参照してください。 [a] ソースの展開と patch 当て まず、lips3dvi-2.09a を展開します。 % mkdir lips3dvi % cd lips3dvi % gunzip -c ../lips3dvi2.09a.tar.gz | tar xf - その後でこの patch を当てます。 % gunzip -c ../lips3dvi-ext2.tar.gz | tar xf - % patch -p1 < lips3dvi-ext2.patch [b] config.h, lips3dvi.cnf, Makefile.unx の編集 config.h は、1.1. で説明した変数などが定義されています。デフォル トではそれらは 1 と定義されていますが、それらの機能を使用しない場 合は 0 と定義しておいて下さい。また、KPATHSER_VERSION は kpathsea ライブラリが 2.X なら 2, 3.X なら 3 を設定してください。kpathsea のバージョンは % kpsewhich --version や、kpathsea の info 等で確認できると思います。 config.h の他の変数については readme.txt を参照してください。 なお、kpathsea が有効の場合、config.h の FONTDIR, TFMDIR、及び lips3dvi.cnf の fontdir, tfmdir は無効になりますので変更しても意 味はありません。 lips3dvi.cnf にも、上記の機能に対する変数が追加されます。それらの 項目に関しても修正を行ってください。詳しくは 1.3. をご覧ください。 Makefile.unx は、BINDIR, LIBDIR を適当に修正し、CFLAGS, LDFLAGS に kpathsea のヘッダファイルとライブラリのある位置を適切に与えて ください。必要ならば CC を設定し CFLAGS も修正してください。 [c] コンパイル & インストール % ln -s Makefile.unx Makefile % make lips # make install で OK です。 1.3. 拡張機能と lips3dvi.cnf の変数 ----------------------------------- 1.1. で説明した 1) ~ 3) の拡張機能と、lips3dvi.cnf の設定について 説明します。 1.3.1. 1) USE_KPATHSEARCH を 1 とした場合 ----------------------------------------- これに関する lips3dvi.cnf の変数はありません。 1.3.2. 2) USE_FEED_CONTROL を 1 とした場合 ------------------------------------------ feedway = 給紙方法の指定 (n,t,c,cl,ch,c1,c2,...) デフォルトは n, つまり無指定です。この場合はプリンタの設定 が使用されます。他のオプションは次の通りです。 t: トレイ, c: カセット, cl: カセット下, ch: カセット上, c1: カセット1, c2: カセット 2, ... プリンタによってカセットが上下に分かれているもの、カセット 1,2,.. と分かれているものなどが異なります。その辺はプリンタマニュアルを 参照してみてください。 また、この給紙方法は lips3dvi のコマンドラインオプションでも指定 できます。 -q [feedway] (feedway=n,t,c,cl,ch,c1,c2,...) です。 1.3.3. 3) USE_PUTOUTFONTLIST を 1 とした場合 -------------------------------------------- bdpi = 基準のプリンタ解像度 デフォルトは 300 です。これが働くのは、lips3dvi のコマンドライン から -P オプションが指定された時のみです。このとき、lips3dvi は LIPS3 コードではなく、必要なフォントの一覧表を、標準出力に出力し ます。dvi ファイルが必要としているフォントを知りたい場合などに利 用して下さい。 bdpi を変更すると、それに合わせてフォントの解像度も変化します。 bdpi は lips3dvi のコマンドラインオプションからも指定できます。 -B [bdpi] です。 2. その他 --------- この patch はいずれも無保証です。しかし色々な不具合は、対応できる ものは行う予定ですので、不具合の報告、意見などは歓迎します。報告 等は下記メールアドレスへお願い致します。 また、この patch に関する情報、最新版等は以下の WWW page で公開し ますのでご覧ください。 Email address: shige@iee.niit.ac.jp WWW page URL : http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/dviware/dviware.html このパッチは、後藤和茂さん (goto@statabo.rim.or.jp) の lips3dvi kpathsea 対応パッチを元にしており、これがなければこのパッチを作る ことはありませんでした。また、今回のパッチの公開にも快く応じて頂 きました。この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうござい ました。 kpathsea に対応したので、後は graphics package (と tpic special) に対応すれば LaTeX2e でもかなり使えるものになると思うのですがちょ っとそれは難しそうです。dvipr-1.2.14 などを参考にすればできるとは 思うのですが... 3. 更新履歴 ----------- 01/13 2002 ・lips3dvi-ext2 patch (version 1.0) を公開 4. 目次 ------- 1. lips3dvi-ext2 patch 1.1. lips3dvi-ext2 patch について 1.2. インストール 1.3. 拡張機能と lips3dvi.cnf の変数 1.3.1. 1) USE_KPATHSEARCH を 1 とした場合 1.3.2. 2) USE_FEED_CONTROL を 1 とした場合 1.3.3. 3) USE_PUTOUTFONTLIST を 1 とした場合 2. その他 3. 更新履歴 4. 目次 +=================================================+ 竹野茂治 〒945-1195 新潟工科大学 情報電子工学科 shige@iee.niit.ac.jp TEL(&FAX): 0257-22-8161 +=================================================+