竹の 10/23 1998 --------------- lips3dvi-2.09a のいくつかの機能拡張パッチです。 1. lips3dvi-ext1.patch ---------------------- 1.1. lips3dvi-ext1.patch について --------------------------------- lips3dvi-2.09a + lipspsfig patch にいくつかの機能を追加したパッチ です。追加される機能は以下の通りです (カッコ内は config.h での定 義名)。 1) フォント検索の幅を広げる (USE_SEARCH_WIDTH) 例えばフォント cmcsc10.432pk が見つからない場合に cmcsc10.431pk, cmcsc10.433pk などを探すようにする機能です。範囲は lips3dvi.cnf で設定できます。 2) 給紙制御 (USE_FEED_CONTROL) カセット、トレイの給紙をオプションで指定できるようにします。 3) 不足フォントの自動生成 (USE_MAKETEXPK) MakeTeXPK などのスクリプトを起動して、不足フォントを自動生成する ようにします。これを利用するためには、そのようなスクリプトが必要 です。私は xdvi-17jp 付属の MakeTeXPK を利用していますが、dvi2ps 付属の MakePK も多分使えると思います。 4) 必要なフォントの一覧を表示 (USE_PUTOUTFONTLIST) dvi ファイルが必要とするフォント名の一覧を出力します。 5) lips3dvi.cnf の若干の拡張 lips3dvi.cnf の、フォントパスなどの長い行を数行に分けて書くことが できます。 1.2. インストール ----------------- lips3dvi-2.09a を展開したディレクトリに入って、lipspsfig patch を 当てます。 lipspsfig patch は lips3dvi.2.09a で EPSF を張り込んだ dvi ファイ ルを印刷するためのパッチで、長島さん、後藤さん、影沢さんが作成し た物です。ただし、新しい GhostScript には対応していません。私はこ れのために GhostScript 2.6.2 + kanji patch を使用しています。 その後でこのパッチを当てます。 patch -p1 < lips3dvi-ext1.patch config.h で、1.1 で説明した変数が 1 と定義されています。それらの 機能を使用しない場合は 0 と定義しておいて下さい。lips3dvi.cnf に も、これらの機能に対する変数が追加されます。 1.3. 拡張機能と lips3dvi.cnf の変数 ----------------------------------- 1.1 で説明した 1) ~ 5) の拡張機能と、lips3dvi.cnf の設定について 説明します。 1.3.1. 1) USE_SEARCH_WIDTH を 1 とした場合 ------------------------------------------ pxlsearchwidth = pxl フォントファイルの検索幅 (0 以上の整数) pksearchwidth = pk フォントファイルの検索幅 (0 以上の整数) jxlsearchwidth = jxl フォントファイルの検索幅 (0 以上の整数) デフォルトはいずれも 1 で、±1 の解像度まで検索します。 1.3.2. 2) USE_FEED_CONTROL を 1 とした場合 ------------------------------------------ feedway = 給紙方法の指定 (n,t,c,cl,ch,c1,c2,...) デフォルトは n, つまり無指定です。この場合はプリンタの設定 が使用されます。他のオプションは次の通りです。 t: トレイ, c: カセット, cl: カセット下, ch: カセット上, c1: カセット1, c2: カセット 2, ... プリンタによってカセットが上下に分かれているもの、カセット 1,2,.. と分かれているものなどが異なります。その辺はプリンタマニュアルを 参照してみてください。 また、この給紙方法は lips3dvi のコマンドラインオプションでも指定 できます。 -q [feedway] (feedway=n,t,c,cl,ch,c1,c2,...) です。 1.3.3. 3) USE_MAKETEXPK を 1 とした場合 --------------------------------------- makepkcmd = 不足フォント生成スクリプトのパス デフォルトは /usr/local/bin/MakeTeXPK です。xdvi-17jp 付属の MakeTeXPK が使用できます。これにより作成されるフォントの置場所が lips3dvi.cnf の fontdir に含まれるようにして下さい。 makeanymag = 任意の拡大率のフォントを生成を認めるか (yes,no) デフォルトは no です。これは、300 DPI のプリンタ用なのに、dvi フ ァイルが cmr10.180pk のようなフォントを要求しているが、それも生成 するか、ということを意味しています。no とすると、通常の拡大率であ る 1 倍, 0.8 倍, 0.9 倍, magstep x (x=0.5,1,2,3,4,5) 以外のものの生成は行いません。これは lips3dvi のコマンドラインオ プションでも指定できます。 -M をつけると makeanymag = yes と同じことになります。 1.3.4. 4) USE_PUTOUTFONTLIST を 1 とした場合 -------------------------------------------- bdpi = 基準のプリンタ解像度 デフォルトは 300 です。これが働くのは、lips3dvi のコマンドライン から -P オプションが指定された時のみです。このとき、lips3dvi は LIPS3 コードではなく、必要なフォントの一覧表を、標準出力に出力し ます。dvi ファイルが必要としているフォントを知りたい場合などに利 用して下さい。 bdpi を変更すると、それに合わせてフォントの解像度も変化します。 bdpi は lips3dvi のコマンドラインオプションからも指定できます。 -B [bdpi] です。 1.3.5. 5) lips3dvi.cnf の拡張 ----------------------------- これには追加される変数はありませんが、lips3dvi.cnf で fontdir や tfmdir などに複数のパスを指定する場合に、長くなる行を複数行に分け て書くことができます。すなわち、 「行末の \ はそれに続く改行、及びその次の行の行頭に含まれる複数の スペースやタブとともに無視される」 という規則を入れました。よって fontdir /usr/local/lib/tex/pkfonts;\ /usr/local/lib/tex/jxlfonts のような書き方が可能になります。 2. バグリポート --------------- 上記パッチはいずれも無保証です。しかし色々な不具合は、対応できる ものは行う予定ですので、不具合の報告、意見などは歓迎します。報告 等は下記メールアドレスへお願い致します。 +=================================================+ 竹野茂治 〒945-1195 新潟工科大学 情報電子工学科 shige@iee.niit.ac.jp TEL(&FAX): 0257-22-8161 +=================================================+