竹の 09/04 1998 --------------- dvipr-1.2.14, gnuplot (-3.5,-3.6) の tpic special に関するパッチ です。 1. dvipr-tpic.patch ------------------- 1.1. dvipr-tpic.patch について ------------------------------ dvipr-1.2.14 の tpic special の shading 命令 (sh)、すなわち閉曲線 内部の塗りつぶし命令の不具合の修正 patch です。shading 命令に関し て、多分他の tpic special に対応している dviware と同様の出力が得 られるようになります。他の dviware の tpic special の support 状 況などについては [6] をご覧下さい。 修正点は以下の通りです。 1) shading 命令がないときに shading されてしまう不具合の修正 2) "sh 0" による命令による消去の support 3) "sp" (spline 曲線) の閉曲線内の shading 命令の support (option) 4) "dt", "da" (点線、破線の折れ線) の閉曲線内の shading 命令の support (option) 4) shading の level (階調) を少し実現 5) shading の level として、LIPS III の疑似階調命令を用いることが できる (option) ただし、これらの確認は LIPS III モードのみで行っていますので、 dvipr が対応している LIPS IV モードについての動作は未確認です。 また、3),4),5) は tpic のマニュアル [1] を読んでも実際にこういう 規定があるわけではなく実装していない dviware も多いのですが、一応 対応できます。 5) はこれを用いるとより細かな shading level を実現できますが、使 わない方が綺麗です。疑似階調はややあらくあまりきれいではありませ ん。 また、shading はほかの dviware に比べてやや暗いのですが、そう思わ れる場合は適当に手直しして使って下さい。 1.2. インストール ----------------- dvipr-1.2.14 を展開したディレクトリに入ってこのパッチファイルを patch -p1 < dvipr-tpic.patch と当てて下さい。site.h に次の 3 つのマクロを新たに追加しています。 TPIC_USE_GREY_SCALE : 疑似階調による shading level を使うか TPIC_USE_SPLINE_SH : "sp" (spline) 閉曲線内部の shading を行うか TPIC_USE_DOT_SH : "da", "dt" (点線、破線) の折れ線閉曲線内部 の shading を行うか デフォルトでは #undef TPIC_USE_GREY_SCALE #define TPIC_USE_SPLINE_SH #define TPIC_USE_DOT_SH と定義されています。 いずれも使う場合には #define, 使わない場合は #undef として下さい。 1.3. 修正されていない不具合 --------------------------- 以下の点の不具合は修正していません。 1) どうも spline 曲線がおかしい 他の dviware の出力と明らかに図形が異なります。どちらかがおかしい のでしょうが修正していません。 2) TPIC_USE_GREY_SCALE を使用すると、spline 曲線の中間色での塗り つぶしは枠の描画がうまくいかない これは原因が良くは分からないので修正していません。 2. gnuplot-tpic.patch --------------------- 2.1. gnuplot-tpic.patch について -------------------------------- tpic special のテストを gnuplot の tpic terminal の出力でテストし ようとしたところ、出力されるファイルの形式がおかしいことに気がつ きました。うまくいかない場合はこのパッチをお試し下さい。 多分この差分が必要なんだろうと思いますが、gnuplot-3.5, 3.6 と何の 変更もなくしばらく使われているようなので、もしかするとこちらの環 境がおかしいのかもしれません。 gnuplot の eepic terminal は正常のようなので、そちらを使う方が便 利なのですけど、shading や細かい修正を加えたい場合に tpic terminal を使う、という方はお使い下さい。 なお、本家の gnuplot の方もそのうちに修正されるかも知れませんので 確認しておくといいでしょう。 2.2. インストール ----------------- gnuplot のソースを展開したディレクトリに入ってこのパッチファイル を patch -p1 < gnuplot-tpic.patch と当てて下さい。term/tpic.trm への修正です。 3. バグリポート --------------- 上記パッチはいずれも無保証です。しかし色々な不具合は、対応できる ものは行う予定ですので、不具合の報告、意見などは歓迎します。報告 等は下記メールアドレスへお願い致します。 4. 参考文献 ----------- [1] Tpic manual, Tim Morgan (http://www.vector.co.jp/vpack/browse/software/dos/writing/sn004257.html) [2] "Tpic について", Oh-Yeah?, 1992 (dviout/dviprt 付属のドキュメント) [3] Canon LASER SHOT LBP-A405 Jr 操作説明書, キャノン販売 [4] "Inside DVI-> PS", 高山健三, Unix MAGAGINE, 1993 12 ~ 1996 9. [5] "LIPS III のテキスト・モードの使い方", "LIPS III のベクタ・モ ードの使い方", 大森政幸, トラ技コンピュータ, 1992, 8. pp50~79. [6] "UNIX 上の dvi driver について", (http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/dviware/dviware.html) +=================================================+ 竹野茂治 〒945-1195 新潟工科大学 情報電子工学科 shige@iee.niit.ac.jp TEL(&FAX): 0257-22-8161 +=================================================+