書式:
set label {<tag>} {"<label_text>"} {at <position>} {<justification>} {{no}rotate} {font "<name><,size>"} set nolabel {<tag>} show label
位置 (position) は x,y か x,y,z のどちらかで指定し、座標系を選択する にはその座標の前に first, 'second', 'graph', 'screen' をつけるます。 詳細は coordinates の項を参照してください。
タグ (tag) は見出しを識別するための整数値です。タグを指定しなかった 場合未使用のもので最も小さい値が自動的に割り当てられます。現在の見出し を変更するときはそのタグと変更したい項目を指定して set label コマン ドを使います。
デフォルトでは、指定した点 x,y,z に見出しの文章の左端が来るように配置 されます。x,y,z を見出しのどこに揃えるかを変更するには変数 justification を指定します。これには、left, right, center の いずれかが指定でき、それぞれ文章の左、右、真中が指定した点に来るよう に配置さるようになります。描画範囲の外にはみ出るような指定も許されま すが、座標軸の見出しや他の文字列と重なる場合があります。
rotate を指定するとラベルは縦書きになります (もちろん出力装置が対応
していれば、ですが)。
もし一つ (あるいはそれ以上の) 軸が時間軸である場合、座標は timefmt の 書式にしたがって引用符で囲まれた文字列で与える必要があります。set xdata と set timefmt を参照してください。
EEPIC, Imagen, LaTeX, TPIC で出力する場合は、 を使うことで見出しを 改行させることができます。
例:
(1,2) の位置に "y=x" と書く場合:
set label "y=x" at 1,2
Symbol フォントのサイズ 24 の "シグマ" (Σ) をグラフの真中に書く場合:
set label "S" at graph 0.5,0.5 center font "Symbol,24"
見出し "y=x^
2" の右端が (2,3,4) に来るようにし、タグ番号として 3 を使う
場合:
set label 3 "y=x^2" at 2,3,4 right
その見出しを中央揃えにする場合:
set label 3 center
タグ番号 2 の見出しを削除する場合:
set nolabel 2
全ての見出しを削除する場合:
set nolabel
全ての見出しをタグ番号順に表示する場合:
show label
x 軸が時間軸であるグラフに見出しを設定する例:
set timefmt "%d/%m/%y,%H:%M" set label "Harvest" at "25/8/93",1