目盛りラベルの数値書式表記 | |
書式 | 説明 |
%f |
固定小数点表記 |
%e , %E |
指数表記; 指数の前に "e", "E" をつける |
%g , %G |
%e (または %E ) と %f の略記 |
%x , %X |
16 進表記 |
%o , %O |
8 進表記 |
%t |
10 進の仮数部 |
%l |
現在の対数尺の底を基数とする仮数部 |
%s |
現在の対数尺の底を基数とする仮数部; 補助単位 (scientific power) |
%T |
10 進の指数部 |
%L |
現在の対数尺の底を基数とする指数部 |
%S |
補助単位の指数部 (scientific power) |
%c |
補助単位文字 |
%P |
πの倍数 |
補助単位 ('scientific' power) は、指数が 3 の倍数であるようなものです。 補助単位指数 ("%c") の文字への変換は -18 から +18 までの指数に対して サポートされています。この範囲外の指数の場合、書式は通常の指数形式に 戻ります。
ほかに使うことのできる修飾詞 ("%" と書式指定子の間に書くもの) には、 次のいくつかがあります: "-" は数字を左詰めにし、"+" は正の数にも符号を つけ、"#" は小数点以下の数字が 0 だけであっても小数点をつけ、正の整数は 出力幅を定め、出力幅指定の直前の "0" (文字でなく数字) は先頭に空いた部分 を空白で埋める代わりに 0 で埋め、小数点の後に非負の整数を書いたものは 精度を意味します (整数の場合は最小桁、小数の場合は小数点以下の桁数)。
これらの全ての修飾詞をサポートしていないリリースの 'printf' もあるでし ょうし、逆にこれ以外のものをもサポートする 'printf' もあるでしょう。 疑わしい場合は、適切な資料を調べ、そして実験してみてください。
例:
set format y "%t"; set ytics (5,10) # "5.0" と "1.0" set format y "%s"; set ytics (500,1000) # "500" と "1.0" set format y "+-12.3f"; set ytics(12345) # "+12345.000 " set format y "%.2t*10^%+03T"; set ytic(12345)# "1.23*10^+04" set format y "%s*10^{%S}"; set ytic(12345) # "12.345*10^{3}" set format y "%s %cg"; set ytic(12345) # "12.345 kg" set format y "%.0P pi"; set ytic(6.283185) # "2 pi" set format y "%.0f%%"; set ytic(50) # "50%"
set log y 2; set format y '%l'; set ytics (1,2,3) #"1.0", "1.0", "1.5" と表示される (3 は 1.5 * 2^1 なので)
丸めと指数が必要となるような書式で 9.999 の様な数字が書かれる場合は 問題が起こることがあります。
軸のデータ型が日時データ (time/date) の場合、書式文字列は 'strftime' 関数 ('gnuplot' 外。"man strftime" としてみてください) に関する有効な 指定を行う必要があります。使える入力書式指定の一覧に関しては set timefmt を参照してください。