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34.11 Contour

コマンド set contour は曲面の等高線を引くことを指示します。このオプ ションは splot でのみ有効です。

書式:

     set contour {base | surface | both}
     set nocontour
     show contour

これらの 3 つのオプションは等高線をどこに引くかを指定します。base で は等高線を x/y 軸の刻みのある底面に描かれ、surface では等高線はその 曲面自体の上に描かれ、both では底面と曲面上の両方に描かれます。オプ ションが指定されていない場合は base であると仮定されます。

等高線の描画に影響を与えるパラメータについては set cntrparam を、等 高線のラベルの制御に関しては set clabel を参照してください。

等高線のみのグラフが得るために、曲面自身の描画をしないようにすることも できます (set surface 参照)。set size を使って、グラフを画面一杯に 描画することも可能ですが、そういった出力形式よりも、等高線のデータを ファイルに書き出し、それを再び 2 次元データとして読み込んで描画すれば よりよい制御が可能になります:


     set nosurface
     set contour
     set cntrparam ...
     set term table
     set out 'filename'
     splot ...
     set out
     # contour info now in filename
     set term <whatever>
     plot 'filename'

等高線を描くためには、データは格子状データ ("grid data") である必要が あります。そのようなファイルでは、一つの y-孤立線上の全ての点が順に 並べられていきます。そして隣の y-孤立線上の点が順に並べられ、そして隣、 と続いていきます。y-孤立線同士を分離するには一行の空行 (空白、復帰、改 行以外の文字を含まない行) を挟みます。splot datafile も参照してくだ さい。

非格子上データで等高線を描きたい場合は、格子を生成するために set dgrid3d を使用します。詳しいことは set dgrid3d の項目を参照してください。


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Shigeharu TAKENO
2003年 10月 21日