書式:
set border {<integer> { {linestyle | ls <line_style>} | {linetype | lt <line_type> } {linewidth | lw <line_width>} } } set noborder show border
枠は、12 ビットの整数に符号化されています: 下位 4 ビットは plot に対 する外枠、splot に対しては底面の外枠、次の 4 ビットは splot の鉛直な 外枠、そして上位 4 ビットは splot の天井面の外枠を制御します。その 整数 値は次の表の対応する項目の数字の和になります:
グラフの外枠の符号化 | ||||
選択するビットの整数値 | ||||
plot の外枠 | splot の | splot の | ||
方向 | splot の底面 | 鉛直線 | 天井面 | |
下 | (南) | 1 | 16 | 256 |
左 | (西) | 2 | 32 | 512 |
上 | (北) | 4 | 64 | 1024 |
右 | (東) | 8 | 128 | 2048 |
デフォルトの値は 31 で、これは plot では 4 方向の外枠全て、splot では底面の枠線全部と z 軸を描くことを意味します。
line_style, line_type, line_width を指定して、枠線の描画にそれ らを反映させることができます (現在の出力装置がサポートするものに限定 されます)。デフォルトでは、枠線は通常の 2 倍線幅で描かれます。 line_width はそのデフォルトの値を伸縮させます。例えば set border 15 lw 2 という指定により、枠の幅は通常の線幅の 4 倍になります。
軸は一つ一つ、あるいはいくつかをまとめて一緒にこのコマンドで付加できま す。
下と左以外の枠に目盛りをつけるには、通常の目盛りを無効にしてから第二の 軸を有効にします。
例:
以下は (デフォルトの) 全ての枠線を描きます:
set border
以下は南西方向 (下と左) の枠線を描きます:
set border 3
以下は splot で周りに完全な箱を描きます:
set border 4095
以下は、手前の垂直面を除いた箱を描きます:
set border 127+256+512
以下は北東方向 (上と右) の枠線のみ描きます:
set noxtics; set noytics; set x2tics; set y2tics; set border 12