書式:
set xlabel {"<label>"} {<xoff>}{,<yoff>} {"<font>{,<size>}"} show xlabel
同じ書式が x2label, ylabel, y2label, zlabel にも適用されます。
見出しの追加のずれを表す定数 xoff, yoff を指定すると、見出しを xoff の文字幅、または yoff の文字の高さ分だけずらします。例えば "set set xlabel -1" は xlabel の x の位置だけ変更し、大ざっぱに言っ て 1 文字分の文字幅だけ左に移動します。文字のサイズは、フォントと使用 する出力形式 (terminal) に依存します。
font は見出しが書かれるフォントを指定するのに使われます。フォントの size (大きさ) の単位は、どんな出力形式を使うかに依存します。
見出しを消去するには、オプションをつけずに実行します。例: "set y2label"
軸の見出しのデフォルトの位置は以下の通りです:
xlabel: x 軸の見出しは下の軸の下の真中
ylabel: y 軸の見出しは出力形式依存で、以下の 3 つのいずれか:
1. 水平方向の文字列で描画の左上に左端に合わせて配置されます。文字列の 回転を行なえない出力形式では多分これが選択されます。set x2tics が同 時に使われている場合、ylabel は x2 軸の見出しの左端と重なるかも知れま せん。これは ylabel の位置か左の余白を調整することで対処できるでしょ う。
2. 垂直方向の文字列で、描画の左で垂直方向に中央揃えされます。文字列を 回転できる出力形式では多分これが選択されます。
3. 水平方向の文字列で、描画の左で垂直方向に中央揃えされます。EEPIC, LaTeX, TPIC ドライバではこれが選択されます。ylabel が描画に上書きする のを避けるには、 を使ってユーザが改行を入れる必要があります。垂直方 向に並んだ文字列を作りたいなら、全ての文字の間に を入れてください (しかしこれは綺麗ではありません)。
zlabel: z 軸の見出しは軸の表示範囲より上で、見出しの真中が z 軸の真上
y2label: y2 軸の見出しは y2 軸の右。その位置は、出力形式依存で y 軸と 同様の規則で決定。
x2label: x2 軸の見出しは上の軸の上で、描画タイトルよりは下。これは、 改行文字を使えば、それによる複数の行からなる描画タイトルで x2 軸の見 出しを生成することも可能。例:
set title "This is the title\n\nThis is the x2label"
これは二重引用符を使うべきであることに注意してください。この場合、もち ろん 2 つの行で同じフォントが使われます。
もし軸の位置のデフォルトの位置が気に入らないならば、代わりに set label を使ってください。このコマンドは文字列をどこに配置するかをもっと自由に 制御できます。
バックスラッシュ文字列の作用、及び文字列を囲む単一引用符と二重引用符の 違いに関するより詳しい情報については syntax を参照してください。