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34.39 Output

デフォルトでは、グラフは標準出力に表示されます。コマンド set output は その出力を指定されたファイルやデバイスにリダイレクトします。

書式:

     set output {"<filename>"}
     show output

ファイル名は引用符で囲まなければなりません。ファイル名が省略された場合 は、直前の set output で開かれたファイルがクローズされ、新たな出力が 標準出力 (STDOUT) に送られます。(もし、set output "STDOUT" とすると 出力は "STDOUT" という名前のファイルに送られるかもしれません ! ["かも しれない" というのは、例えば x11 などの terminal (出力形式) では set output が無視されるからです。])

MSDOS のユーザは次のことに注意すべきです: 文字 '$\backslash$' は 2 重引用符の中で は特別な意味を持ちます。よって、別のディレクトリにあるファイル名を指定 する場合は単一引用符を用いるべきでしょう。

set terminalset output の両方を指定する場合、set terminal を 先に指定する方が安全です。それは、ある種の terminal では、OS が必要と するフラグをセットすることがあるからです。例えば、OS がファイルを開く ときに (礼儀良く) ファイルがフォーマットされているかどうかを知る必要が あるような OS などがそれ該当します。

popen 関数を持つようなマシン (Unix 等) では、ファイル名の最初を '$\vert$' と することにより、出力をシェルコマンドにパイプで渡すことが可能です。例え ば以下の通りです:


     set output "|lpr -Plaser filename"
     set output "|lp -dlaser filename"

MSDOS では、set output "PRN" とすると標準のプリンタに出力されます。 VMS では出力は任意のスプール可能なデバイスに送ることが出来ます。出力を DECnet 透過なタスクに送ることも可能で、それはある種の柔軟性を与えてく れます。


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Shigeharu TAKENO
2003年 10月 21日