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書式:
save {functions | variables | terminal | set | fit | datablocks} '<filename>' {append}
save changes '<filename>' {append}
どれも指定しなかった場合は、gnuplot は、ユーザ定義関数、ユーザ変数、 set で設定するオプション、一番最後に実行した plot か splot コマン ドの全てを保存します。set term と set output の現在の状態は、コメ ントとして書き出します。 保存ファイルには、gnuplot コマンドの列がテキスト形式で保存され、それは コマンド load の入力として使用できます。
save changes "savefile.gp" は、gnuplot セッションの開始時のプログラ ムの状態から変更された関数、変数、設定のみを書き出します。これは、 reset session; load "savefile.gp" で現在のグラフとプログラムの状態を 再生するのに十分な、とても短い出力を作成します。このコマンドはすべての システムでサポートしているわけではなく、あなたの gnuplot では利用でき ないかもしれません。
save terminal は、terminal の状態を、コメント記号をつけずに書き出 します。これは主に、ちょっとの間だけ terminal の設定を入れ替え、その 後保存しておいた terminal の状態を読み込むことで以前の terminal の設 定に戻す場合などに役立ちます。ただ、単一の gnuplot セッションでは、現 在の terminal を保存/復元する他の方法であるコマンド set term push と set term pop を使う方がむしろいいかもしれません。以下参照: set term。
save variables は、すべてのユーザ変数を書き出しますが、データブロッ クと内部変数 GPVAL_* GPFUN_* MOUSE_* ARG* は書き出しません。
save fit は、直近の fit コマンドで使用した変数のみを保存します。そ の保存ファイルは、後で via キーワードを使うことで fit コマンドの初期 化用のパラメータファイルとして利用できます。
ファイル名は引用符に囲われていなければなりません。
特別なファイル名 "-" により save コマンドに標準出力に出力させること ができます。popen 関数をサポートするようなシステム (Unix など) では、 save の出力をパイプ経由で他の外部プログラムに渡すことができます。その 場合、ファイル名としてコマンド名の先頭に '|' をつけたものを使います。 これは、gnuplot とパイプを通して通信するプログラムに、gnuplot の内 部設定に関する首尾一貫したインターフェースを提供します。詳細は、以下 参照: batch/interactive。
例:
save 'work.gnu' save functions 'func.dat' save var 'state.dat'; save datablocks 'state.dat' append save set 'options.dat' save term 'myterm.gnu' save '-' save '|grep title >t.gp'