複素定義域を持ついくつかの特殊関数を、外部ライブラリを通して提供します。 あなたが使っている gnuplot がこれらのライブラリへのリンクなしでビルド されている場合は、定義域が実数の場合のみサポートするか、または関数自体 を全く提供しないかとなるでしょう。
libcerf (http://apps.jcns.fz-juelich.de/libcerf) を必要とする関数は、 ビルド時の設定オプション –with-libcerf に依存し、これがデフォルトで す。以下参照: cerf (16.3), cdawson (16.3), faddeeva (16.3), erfi (16.3), VP (16.3), VP_fwhm (16.3)。
実数次 nu と複素引数の複素エアリー、ベッセル、ハンケル関数は、Douglas E. Amos, Sandia National Laboratories, SAND85-1018 (1985) によって実装 されたルーチンを含むライブラリを必要とします。これらのルーチンは、 netlib (http://netlib.sandia.gov) や、libopenspecfun (https://github.com/JuliaLang/openspecfun) にあります。これらに対応す るビルド時の設定オプションは –with-amos=<library directory> です。 以下参照: Ai (16.3.3), Bi (16.3.3), BesselJ (16.3.4), BesselY (16.3.4), BesselI (16.3.4), BesselK (16.3.4), Hankel (16.3.4)。 複素指数積分は、netlib, libamos では提供していますが、libopenspecfun にはありません。以下参照: expint (16.3.5)。
竹野茂治@新潟工科大学