この描画スタイルは、直交座標で、または極座標モード (set polar) の元 で使用できます。方位角と扇の中心角の単位、解釈は、set angles と set theta で制御します。
データの 1,2 列目は、その扇片の一つの角の方位 (theta) と半径 (r) です。
データの 3,4 列目は、その扇片の方位の変位 (中心角; sector_angle) と半
径の変位 (動径方向の幅; annular_width) です。
データの 5,6 列目を指定した場合は、それは扇形の中心の座標を意味し (デ
フォルトは [0,0])、直交座標では [x,y]、極座標モードでは [theta,r] と解
釈します。
書式:
plot DATA {using specifier} {units xy | units xx | units yy}
using 指定
4 列: azimuth radius sector_angle annular_width 5 列: azimuth radius sector_angle annular_width color 6 列: azimuth radius sector_angle annular_width center_x center_y 7 列: azimuth radius sector_angle annular_width center_x center_y color
x 軸と y 軸スケールが等しくない場合、x,y 座標の環状の全体の概形は円で はなく楕円となって現れることに注意してください。等しくない軸のスケール に関して楕円 (ellipse) と同じ仕組みを使用して、環状の概形、および扇片 の幅の外見を正しく合わせることができます。コマンドラインに units xx を追加すると、現在の x 軸のスケールを x, y 両方に等しく適用したかのよ うに扇片を描きます。同様に、units yy は、現在の y 軸のスケールを x,y 両方に等しく適用したかのように扇片を描きます。 以下参照: set isotropic (113.37), set style ellipse (113.86.11)。
ここに示しているのは、sectors を使って風配図 (wind rose) を生成する例 です。極座標温度分布図を含む他の応用例としては、ダイヤルチャート、円グ ラフ/円環グラフ、そして 極座標でのデータ点に対する環状のエラーボックス です。これらすべての加工された例は、 sector のデモ
に置かれています。
竹野茂治@新潟工科大学