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replot コマンドを引数なしで実行すると、最後に実行した plot または splot コマンドを再実行します。これは、あるプロットを異なる set オ プションでみたり、同じプロットを異なる装置に出力したりするときに便利 でしょう。
replot コマンドに対する引数は最後に実行した plot または splot コマンドの引数に (暗黙の ',' と共に) 追加され、それから再実行されます。 replot は、範囲 (range) を除いては、plot や splot と同じ引数を とることができます。よって、直前のコマンドが splot ではなく plot の場合は、関数をもう一つの軸刻みでプロットするのに replot を使うこと ができます。
注意:
plot '-' ; ... ; replot
は推奨されません。それは、これがあなたに再び同じデータすべての入力を要 求することになるからです。たいていの場合、代わりにコマンド refresh を使えます。これは、以前に読み込んだデータを使ってグラフを再描画します。
最後に実行した plot (splot) コマンドの内容を修正する方法については 以下も参照: command-line-editing。
直前の描画コマンドの全体を表示させることや、それを history の中に コピーする方法については、以下も参照: show plot。
以前の gnuplot の版では、multiplot 全体は再描画できず、replot コマン ドはそのうち最後の plot 要素しか再生成しませんでした。gnuplot バージョ ン 6 では、multiplot を生成するのに使用したコマンドをデータブロック $GPVAL_LAST_MULTIPLOT に保存し、それは新しいコマンド remultiplot を 使って multiplot 全体を再生成するのに再実行できます。
試験段階 (詳細は今後の gnuplot の版で変更の可能性あり): 直前に書いたグラフが multiplot の一部だった場合、replot コマンドは現 在は自動的に remultiplot として扱います。いくつかの注意事項がありま す。以下参照: new multiplots, remultiplot。