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gnuplot のいくつかの描画スタイルで温度分布図 (heatmaps) を作ることがで きます。どのスタイルを使うかは、データの型で決まります。
ピクセルベースの温度分布図は、すべて分布図内の各ピクセルが完全に一つの 元のデータ値に対応するという特性を持っています。 ピクセルベースの画像スタイルは、データ値が規則的な長方形格子であること を要求します。以下参照: with image。しかし、格子値の欠けを処理するこ とは可能ですし (以下参照: sparse)、格子の一部を表示からマスクして消 してしまうことも可能です (以下参照: masking)。格子要素がそれほど多く ない場合は、各長方形要素を別々に塗って (with image pixels)、平滑化や 非可逆圧縮が 結果の画像 ("image")に適用されないようにすることは通常は いいでしょう。
ピクセルベース温度分布図の画像と同等の極形のものは、2 次元描画スタイル sectors で生成できます。各入力点は、ピクセルと同等の極座標格子上の一 つの環状の扇片に完全に対応します。以下に説明する極座標格子面のオプショ ンとは違い、格子の個々の扇片は任意個提供できます。この描画スタイルを、 極座標グラフ、あるいは直交座標グラフの任意の場所に、極扇片を置くように 使うことができます。ここの図は、直交座標グラフ上で、温度分布図の極形の 2 つの半分を、原点を挟んで±Δx離れた場所に置き直したものを示します。
データ点が規則的な長方形格子を構成しない場合は、補間やスプラインを使っ て格子曲面に当てはめることがよく行われます。他には、点の密度関数を格子 平面や滑らかな曲面に写像することもできます。以下参照: set dgrid3d。 その格子曲面は、その後 pm3d 曲面として描画できます (例は以下参照: masking)。この場合、温度分布図上の点と入力点との 1 対 1 対応は保持さ れません。すなわち、温度分布表現の妥当性は、格子近似と同程度に過ぎませ ん。デモコレクションに、点集合から 2 次元温度分布図を生成する例があり ます。 heatmap_points.dem
あなたが使用する gnuplot が --enable-polar-grid オプション付きでビルド された場合、極座標データ点を、2 次元極座標温度分布図を生成するのに使え、 各 "ピクセル" は事前に決定したθと r の範囲に対応します。以下参照: set polar grid, with surface。この作業は、2 次元極座標空間で操作す ることを除いて、丁度 set dgird3d と with pm3d を使用することの類似 です。