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circles

figure_circles

スタイル circles は、各データ点に明示された半径の円を描画します。半 径は、常に描画の水平軸 (x または x2) の単位で解釈されます。y 方向の縮 尺と描画のアスペクト比は、いずれも無視されます。半径を各点毎の列として 指定しない場合、それは set style circle から取ります。この場合、半径 は graph か screen の座標系を使用できます。

各点毎に、そして事前に、設定する属性の多くの組み合わせ指定が可能です。 2 次元描画では、以下が指定できます。

    using x:y
    using x:y:radius
    using x:y:color
    using x:y:radius:color
    using x:y:radius:arc_begin:arc_end
    using x:y:radius:arc_begin:arc_end:color

デフォルトでは完全な円を描画します。 この結果は points と pointtype 7 を用いて、可変点サイズのグラフを書 くことと同様ですが、その円を x 軸の範囲で伸縮すことが違います。 4 列目、5 列目に開始角と終了角 (単位は度)を指定することで円弧の一部を 描画することもできます。

using 指定の最後の列で、円毎の色も指定できます。この場合、plot コマン ドには lc variablefillcolor rgb variable のような変動色指定を 入れる必要があります。

以下参照: set style circle, set object circle, set style fill

3 次元描画では、using 指定には以下のものが必要です。

    splot DATA using x:y:z:radius:color

変動色の列はオプション (省略可) です。

例:

    # 面積が 3 列目の値に比例するような円を描画
    set style fill transparent solid 0.2 noborder
    plot 'data' using 1:2:(sqrt($3)) with circles, \
         'data' using 1:2 with linespoints
    # 円の代わりにパックマンを描画
    plot 'data' using 1:2:(10):(40):(320) with circles

figure_piechart

    # インランデータで円グラフを描画
    set xrange [-15:15]
    set style fill transparent solid 0.9 noborder
    plot '-' using 1:2:3:4:5:6 with circles lc var
    0    0    5    0    30    1
    0    0    5   30    70    2
    0    0    5   70   120    3
    0    0    5  120   230    4
    0    0    5  230   360    5
    e