116.1 接頭辞名 (name)

2 つ以上のファイルやデータ列からの統計情報を並列に扱うことができれば便 利ですので、変数のデフォルトの接頭辞である "STATS" を、オプション name でユーザが指定する文字列に置き換えることができるようになってい ます。例えば、異なる 2 つのファイルのそれぞれの 2 列目のデータの平均値 は以下のようにして比較できます:


    stats "file1.dat" using 2 name "A"
    stats "file2.dat" using 2 name "B"
    if (A_mean < B_mean) {...}

name として文字列定数を用意する代わりに、キーワード columnheader や 関数 columnheader(N) により、データファイルの 1 行目から取得した任意 の文字列から接頭辞を生成することもできます:


    do for [COL=5:8] { stats 'datafile' using COL name columnheader }

竹野茂治@新潟工科大学
2024-03-29