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配列は、ユーザ変数の添字付きリストとして実装されています。一つの配列の 要素は、一つの変数型には限定されていません。配列は、参照する前に明示的 に作られていなければいけません。配列を作成した後で、そのサイズを変更す ることはできません。配列の要素は、宣言時に提供されてない限り、最初は未 定義 (undefined) です。ほとんどの場面で、名前付きユーザ変数の代わりに 配列要素を利用できます。
配列 A の要素数は、数式 |A| で取得できます。
例:
array A[6] A[1] = 1 A[2] = 2.0 A[3] = {3.0, 3.0} A[4] = "four" A[6] = A[2]**3 array B[6] = [ 1, 2.0, A[3], "four", , B[2]**3 ] array C = split("A B C D E F")
do for [i=1:6] { print A[i], B[i] } 1 1 2.0 2.0 {3.0, 3.0} {3.0, 3.0} four four <undefined> <undefined> 8.0 8.0
注意: 配列と変数は、同じ名前空間を共有します。例えば、あらかじめ FOO という名前の配列がある場合、FOO という名前の変数に文字列を割り当てると 配列を破壊します。
配列の名前を plot, splot, fit, stats コマンドに与えることもで きます。その場合、配列の添字がファイルの 1 列目の値で (1 から size ま で)、その値 A[i] の実数部分 real(A[i]) がファイルの 2 列目、虚数部分 imag(A[i]) がファイルの 3 列目であるようなデータファイルを与えたことと 同等になります。
例:
array A[200] do for [i=1:200] { A[i] = sin(i * pi/100.) } plot A title "sin(x) in centiradians"
ただし、plot 時に複素数値配列の虚数部分を描画したい場合、その値は imag(A[$1]) かまたは $3 として参照できます。よって以下の 2 つのコマン ドは同等です。
plot A using (real(A[$1])) : (imag(A[$1])) plot A using 2:3
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