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デフォルトでは gnuplot は極座標グラフの独立変数の単位はラジアンを仮定 します。set polar の前に set angles degrees を指定すると、その単位 は度になり、デフォルトの範囲は [0:360] となります。これはデータファイル の描画で特に便利でしょう。角度の設定は、set mapping コマンドを設定す ることにより 3 次元でも有効です。
書式:
set angles {degrees | radians} show angles
set grid polar で指定される角度も、set angles で指定した単位で読まれ 表示されます。
set angles は組み込み関数 sin(x), cos(x), tan(x) の引数や asin(x), acos(x), atan8x), atan2(x), arg(x) の出力にも影響を与えます。双曲線関 数や、ベッセル関数の引数には影響を与えません。しかし、複素数を引数とす る逆双曲線関数の出力には影響が出ます。それらの関数が使われるときは、 set angles radians は入出力の引数の間に一貫性を持った管理を実現して いなければなりません。
x={1.0,0.1} set angles radians y=sinh(x) print y #{1.16933, 0.154051} と表示 print asinh(y) #{1.0, 0.1} と表示
しかし、
set angles degrees y=sinh(x) print y #{1.16933, 0.154051} と表示 print asinh(y) #{57.29578, 5.729578} と表示