112.30 フォントパス (fontpath)

書式:


     set fontpath "/directory/where/my/fonts/live"
     set term postscript fontfile <filename>

[version 5.4 では非推奨]

fontpath のディレクトリは、postscript 出力形式が作る PostScript 出力 内に埋め込むフォントにのみ関係します。 他の gnuplot 出力形式には何の影響も与えません。 あなたがフォントを埋めこまなければ、このコマンドはあなたには必要ありま せんし、埋めこむ場合でも、以下に示す他のパスにフォントが見つからない場 合にのみ必要なだけです。

以前の版の gnuplot は、フォントを含む複数のディレクトリツリーを探索す ることでフォント管理ソフトをまねていました。 しかし現在は、以下の場所を検索する方法に置き換わっています。 (1) set term postscript fontfile コマンドで与えた絶対パス (2) 現在のディレクトリ (カレントディレクトリ) (3) set loadpath で指定したディレクトリのすべて (4) set fontpath で指定したディレクトリ (5) 環境変数 GNUPLOT_FONTPATH に指定されているディレクトリ

注意: libgd の出力形式 (png gif jpeg sixel) 用にファイル名で指定するフ ォントの検索パスは、環境変数 GDFONTPATH で制御できます。

竹野茂治@新潟工科大学
2024-02-16