style1 = "lines lt 4 lw 2" style2 = "points lt 3 pt 5 ps 2" range1 = "using 1:3" range2 = "using 1:5" plot "foo" @range1 with @style1, "bar" @range2 with @style2
この @ 記号を含む行は、その入力時に展開され、それが実際に実行されると きには次のように全部打ち込んだ場合と同じことになります。
plot "foo" using 1:3 with lines lt 4 lw 2, \ "bar" using 1:5 with points lt 3 pt 5 ps 2
関数 exists() はマクロの評価に関して有用でしょう。以下の例は、C が安全 にユーザ定義変数の名前に展開できるかどうかをチェックします。
C = "pi" if (exists(C)) print C," = ", @C
マクロの展開は、単一引用符内、または二重引用符内では行なわれませんが、 逆引用符 (`) 内ではマクロ展開されます。
マクロの展開は、gnuplot が新しいコマンド行を見たときに非常に早い段階で gnuplot が処理し、そしてただ一度だけそれを行います。よって、
A = "c=1" @A
のようなコードは正しく実行しますが、以下のような行はだめです。それは、 マクロの定義が同じ行にあるため展開に間に合わないからです。
A = "c=1"; @A # will not expand to c=1
繰り返し用の中括弧内でのマクロの展開は、そのループが実行される前に行い ます。すなわち、ループ内では A 自体を再定義しても、@A は常に A の元の 値に展開されます。
コマンドを完成させて実行するには、コマンド evaluate も有用でしょう。
竹野茂治@新潟工科大学