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ウォッチポイント (Watchpoints)

ウォッチポイントは、あなたが使用する gnuplot が configure 時にオプショ ン --enable-watchpoints をつけて作られた場合にのみサポートされます。こ の昨日は試験段階です (詳細は、今後のリリース版で変更される可能性があり ます)。

書式:

      plot FOO watch {x|y|z|F(x,y)} = <value>
      plot FOO watch mouse
      set style watchpoints nolabels
      set style watchpoints label <label-properties>
      unset style watchpoints      # デフォルトスタイルに戻す
      show watchpoints    # 直前の plot コマンドからのすべてのウォッチ
                          # ポイントを要約表示

一つのウォッチポイントは、x, y, z 座標、または関数 f(x,y) に対する一つ の対象値です。各ウォッチポイントは、コマンド plot 内の一つのグラフに 付随します。ウォッチポイントは、with lineswith linespoints の 描画スタイルでのみ機能します。その場合、そのグラフのすべての構成線分に 対し、そのグラフに付随するすべてのウォッチポイントがチェックされ、一つ 以上のウォッチポイントの対象がその線分上の点で満たされるかどうかを調べ ます。対象条件を満たす (「ヒット」("hits") と呼びます) 点の一覧は、グ ラフの描画毎に累積されます。

例えば、対象値 y=100 のウォッチポイントがある場合、各線分に対して、そ の両端点の y 座標がその対象値を挟んでいるかをチェックします。もしそう なら、その線分上のある点 [x,y] が、対象条件 y=100 を完全に満たすことに なります。そして線形補間、または 2 分反復法によりその対象点が見つかり ます。

一つの plot コマンド上の複数のウォッチポイントは、順番に番号づけします。 各描画要素毎に、1 つ以上のウォッチポイントを指定できます。 例:

     plot DATA using 1:2 smooth cnormal watch y=0.25 watch y=0.5 \
         watch y=0.75

figure_watchpoints

直前の plot コマンドで対象にヒットしたウォッチポイントは、WATCH_n とい う名前の配列に保存されます。直前の plot コマンドからヒットしたすべての ウォッチポイントの要約を表示させることもできます。以下参照: show watchpoints

     gnuplot> show watchpoints
     Plot title:     "DATA using 1:2 smooth cnormal"
       Watch 1 target y = 0.25         (1 hits)
               hit 1   x 49.7  y 0.25
       Watch 2 target y = 0.5          (1 hits)
               hit 1   x 63.1  y 0.5
       Watch 3 target y = 0.75         (1 hits)
               hit 1   x 67.8  y 0.75

平滑化: 線分は、それらを描画する際にチェックします。平滑化しないデータ 描画に対しては、これは、補間によって見つかる対象点は、2 つのデータ点を 結ぶ線分の上に完全に乗ることを意味します。データグラフを平滑化する場合 は、ヒットする点は平滑化された曲線に対する線分の上にあります。それが平 滑化しないデータに対する対象点よりも精度が良いか悪いかは、平滑化の当て はめの質に依存します。

精度: 線分が関数描画で生成されたものであれば、f(x) = y となる x の値は 2 分反復法で見つけます。それ以外の場合は、その線分に沿う線形補間で座標 [x,y] を近似します。

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