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とても古い版の gnuplot では、各出力形式は "線種 (linetype)" をある程度 用意していて、それらは色、太さ、点線/破線のパターン、または色と点線/破 線の組合せで違いを表現していました。それらの色、点線/破線のパターンは、 出力形式を越えて同じものになるという保証は何もありませんでしたが、多く は同じ色の列、赤/緑/青/紫/水色/黄色を使用していました。この古い挙動は、 今は set colorsequence classic で選択できますが、現在の gnuplot のデ フォルトは、出力形式に無関係に共通の 8 色列を使用します。
線種 (linetype) の属性の並びは、対話的か初期化ファイルのいずれかによっ てさらにカスタマイズ可能です。以下参照: set linetype。配布パッケージ に初期化ファイルのサンプルがいくつか用意されています。
特定の出力形式に対する線種の属性の現在の状態は、その出力形式を設定した あとで test コマンドを実行することで確認できます。
一つの描画コマンド内での関数やデータファイルの連続する並びには、現在の デフォルトの線種列から線種が順番に割り当てられます。個々の関数、データ ファイル、またはその他の描画要素に対する線種は、その描画コマンド上で明 示的に線の属性を指定することで上書きできます。
例:
plot "foo", "bar" # 線種 1, 2 で 2 ファイルを描画 plot sin(x) linetype 4 # 線種色 4 を使用
一般に、色の指定は、色の名前か、RGB (赤、緑、青) 成分か、HSV (色相、彩 度、明度) 成分か、現在の pm3d パレットに沿った座標で行います。キーワー ド linecolor は、lc と省略できます。
例:
plot sin(x) lc rgb "violet" # gnuplot 内の色名の一つを使用 plot sin(x) lc rgb "#FF00FF" # 明示的な 16 進 RGB 3 つ組 plot sin(x) lc palette cb -45 # 現在のパレットの cbrange の # -45 に対応する色 plot sin(x) lc palette frac 0.3 # パレットに対応する小数値
以下参照: colorspec, show colornames, hsv, set palette, cbrange。以下も参照: monochrome。
線種 (linetype) には、点線/破線のパターンも結びつけられていますが、す べての出力形式でそれが使えるわけではありません。線色とは独立に点線/破 線パターンを指定できます。以下参照: dashtype。
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