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出力形式 kittycairo は、kitty グラフィックプロトコルをサポートする端 末エミュレータ上で、ウィンドウ内出力を生成します。実際の描画は、2 次元 グラフィックライブラリの cairo と文字列レンダリングライブラリの pango を用いて行います。kitty プロトコルは、sixel グラフィックとは別の選択肢 で、24 ビット RGB カラーをサポートすること、およびリモートセッションで はコンピュータと端末の間の画像データの転送に必要な大域幅が少し小さいこ とが優位です。
書式:
set terminal kittycairo {{no}enhanced} {mono|color} {font <font>} {fontscale <scale>} {linewidth <lw>} {rounded|butt|square} {dashlength <dl>} {transparent | background <rgbcolor>} {size <XX>,<YY>} {anchor|scroll}
この出力形式は、ラベルや他の文字列処理にデフォルトで拡張文字列処理を使 用します。以下参照: enhanced。
グラフのすべての線分の幅は、linewidth の積因子 <lw> で変更できます。 フォントサイズも同様に fontscale のスケール積因子で一様に変更できま す。フォントや文字コードオプションに関する説明については、以下参照: pdfcairo。
オプション rounded は、線の端や接合部を丸くし、デフォルトの butt は尖った端と角張った接合部を生成します。
グラフのサイズは、スクリーンピクセル単位で与えます。デフォルトでは (anchor)、それぞれのグラフは、端末ウィンドウの左上に描きます。これは アニメーションや、キーボードを利用した疑似マウス操作 (以下参照: pseudo-mousing) では便利です。一方、scroll では、各グラフを現在の カーソル位置から開始しますが、それにより端末文字列でそれをスクロールで きます。