入力: 非数値の日時値は、入力時に timefmt で指定した書式を用いて秒数 に変換します。軸の範囲、目盛りの配置、グラフの座標も timefmt で解釈 される日時で、引用符で囲んで与えることができます。
出力: 軸の目盛りラベルは、set format か set xtics format のいずれ かで指定された、別の書式を使って生成します。デフォルトでは、それは通常 の数値書式指定であると認識しますが (set xtics numeric)、他に、地理座 標 (set xtics geographic) や、日時データ (set xtics time) のオプシ ョンがあります。
注意: 以前の版の gnuplot との互換性のため、コマンド set xdata time も暗黙に set xtics time を実行しますし、set xdata や unset xdata は暗黙に set xtics numeric へリセットします。しかし、これはその後に set xtics を呼び出すことで変更できます。
例:
set xdata time # 入力データの解釈の制御 set timefmt "%d/%m" # 入力データの読み込みの書式 set xtics timedate # 出力書式の解釈の制御 set xtics format "%b %d" # 目盛りラベルで使う書式 set xrange ["01/12":"06/12"] set xtics "01/12", 172800, "05/12"
set xdata time set timefmt "%d/%m" set xtics format "%b %d" time set xrange ["01/12":"06/12"] set xtics ("01/12", "" "03/12", "05/12")
これらは両方とも "Dec 1", "Dec 3", "Dec 5", の目盛りを生成しますが、2 番目の例 "Dec 3" の目盛りは見出し付けされません。
<start>, <incr>, <end> 形式を使う場合、<incr> はデフォルトでは秒単位で すが、minutes, hours, days, weeks, months, years の明示的 な時間の単位を後ろに追加することもできます。これは、間隔 <incr> のみを 指定する場合も同じです。
例
set xtics time 5 years # 5 年間隔で目盛りラベルを配置 set xtics "01-Jan-2000", 1 month, "01-Jan-2001"
小目盛用の特別な時刻モードもあります。以下参照: set mxtics time (111.57.1)。
竹野茂治@新潟工科大学