set term png tiny
多くのシステムで、libgd は、fontconfig ツールが提供する一般的なフォン
ト処理も使用できます。以下参照: fontconfig (16.1)。
fontconfig のないシステム上では、大抵 Adobe フォント (*.pfa) と
TrueType フォント (*.ttf) へのアクセスを提供しています。その場合フォン
ト自身の名前ではなく、フォントファイルの名前を、"<face> {,<size>}" の
形式で与えなければいけません。
ここで、<face> はフォントファイルのフルパス名か、または環境変数
GDFONTPATH で指示されるディレクトリの一つの中のファイル名の先頭部分、
のいずれかです。よって、'set term png font "Face"' は、
<あるディレクトリ>/Face.ttf か <あるディレクトリ>/Face.pfa というファ
イル名のフォントを探そうとします。例えば、GDFONTPATH に
/usr/local/fonts/ttf:/usr/local/fonts/pfa が含まれている場合は、以下
のコマンドの 2 つずつはいずれも同じことになります:
set term png font "arial" set term png font "/usr/local/fonts/ttf/arial.ttf" set term png font "Helvetica" set term png font "/usr/local/fonts/pfa/Helvetica.pfa"
set term png font "arial,11"
"set term" コマンドでフォントを指定しなかった場合、gnuplot は環境変数 GNUPLOT_DEFAULT_GDFONT を参照します。
竹野茂治@新潟工科大学