書式:
set terminal dumb {size <xchars>,<ychars>} {[no]feed} {aspect <htic>{,<vtic>}} {[no]enhanced} {fillchar {solid|"<char>"}} {[no]attributes} {mono|ansi|ansi256|ansirgb}
<xchars>, <ychars> はテキスト領域のサイズを設定し、デフォルトは 79 x 24 となっています。最後の改行は、feed オプションが設定されている場合のみ 出力されます。
オプション aspect は、グラフのアスペクト比の制御に使用します。これは 水平軸、垂直軸の目盛り刻みの長さを設定します。整数の指定のみが許されて いて、デフォルトは 2,1 で、これは共通のスクリーンフォントのアスペクト比 に対応します。
文字 "#" を領域塗り潰しに使いますが、これを terminal フォントで利用で きる任意の文字に置き換えることができます。fillchar solid は、 fillchar " \U+2588" (Unicode の全角黒四角) の短縮形です。
オプション ansi, ansi256, ansirgb は色扱うために出力にエスケープ シーケンスを挿入しますが、あなたのターミナルでは処理できないかもしれま せん。デフォルトは mono です。 ansi モードでは、色は set colorsequence classic を使うのが一番合い ます。 どのモードを使用するかによって、dumb 出力形式は、以下のシーケンスを出 力します (空白を追加せずに):
ESC [ 0 m 属性をデフォルトにリセット foreground color: 表示色: ESC [ 1 m 強調/太字をセット ESC [ 22 m 強調/太字をオフに ESC [ <fg> m 30 <= <fg> <= 37 のカラーコード指定 ESC [ 39 m デフォルトにリセット ESC [ 38; 5; <c> m パレットの番号指定 (16 <= <c> <= 255) ESC [ 38; 2; <r>; <g>; <b> m 成分指定 (0 <= <r,g,b> <= 255) 背景色: ESC [ <bg> m 40 <= <bg> <= 47 のカラーコード指定 ESC [ 49 m デフォルトにリセット ESC [ 48; 5; <c> m パレットの番号指定 (16 <= <c> <= 231) ESC [ 48; 2; <r>; <g>; <b> m 成分指定 (0 <= <r,g,b> <= 255)
例えば、以下の記述も参照してください: https://en.wikipedia.org/wiki/ANSI_escape_code#Colors
オプション attributes は、太字やイタリック体文字用のエスケープシーケ
ンスをサポートする端末、エミュレーター上でそれらの文字出力を可能にしま
す。
ESC [ 1 m / 22 m 太字 (bold) のオン/オフ ESC [ 3 m / 23 m イタリック体のオン/オフ
例:
set term dumb mono size 60,15 aspect 1 set tics nomirror scale 0.5 plot [-5:6.5] sin(x) with impulse ls -1
1 +-------------------------------------------------+ 0.8 +|||++ ++||||++ | 0.6 +|||||+ ++|||||||+ sin(x) +----+ | 0.4 +||||||+ ++|||||||||+ | 0.2 +|||||||+ ++|||||||||||+ +| 0 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++| -0.2 + +|||||||||||+ +|||||||||||+ | -0.4 + +|||||||||+ +|||||||||+ | -0.6 + +|||||||+ +|||||||+ | -0.8 + ++||||+ ++||||+ | -1 +---+--------+--------+-------+--------+--------+-+ -4 -2 0 2 4 6