この仕組みは、データソースが真に並列ではない (すなわち、いくつかのファ イルのデータが不完全) ために失敗することがあります。または、基本色の光 度や彩度を変えることにより視覚化するためのデータの追加属性を与えたいか もしれません。自動的な色の割り当ての代わりに、各データ用の明示的な色の 値を、2 番目の using 列で、linecolor variable か rgb variable の 仕組みによって与えることができます。以下参照: colorspec (20.1)。あなたのデ ータのレイアウトによって、色のカテゴリは、行のヘッダか、列のヘッダか一 つのデータ列でありえます。多分、凡例 (key) のサンプルの色は、それに合 うようにカスタマイズする必要があることに注意してください (以下参照: keyentry (110.39.3))。
例: file_001.dat から file_008.dat は、1 列目はカテゴリ識別子の A, B, C, ... で、2 列目がデータ値になっています。すべてのファイルがすべての カテゴリに対する行を持っているとは限らず、よって完全な並列データ群では ありません。この場合、gnuplot は、間違って各ファイルの N 行目の値に同 じ色を割り当てようとしてしまいます。その代わりに、1 列目のカテゴリに基 づいた色を割り当てる例です。
file(i) = sprintf("file_%03d.dat",i) array Category = ["A", "B", "C", "D", "E", "F"] color(c) = index(Category, strcol(c)) set style data histogram plot for [i=1:8] file(i) using 2:(color(1)) linecolor variable
さらに key のカスタマイズの生成も含む完全な例が、デモの中の histogram_colors.dem
にあります。
竹野茂治@新潟工科大学