101.3 自動縮尺 (autoscale)

自動縮尺機能 (autoscale) は x, y, z の各軸に対して独立に、または一括し て指定できます。デフォルトでは全ての軸に対して自動縮尺設定を行います。 図の中の一部の描画 (plot) の組のみを autoscale したい場合は、除外す るものの plot コマンドにフラグ noautoscale をつければいいでしょう。 以下参照: datafile (90.3)

書式:

     set autoscale {<axes>{|min|max|fixmin|fixmax|fix} | fix | keepfix}
     set autoscale noextend
     unset autoscale {<axes>}
     show autoscale

ここで、<axes> (軸) は x, y, z, cb, x2, y2, xy, paxis <p> のいずれかです。min または max を軸に追加指定すると (xy では使えませんが) それは gnuplot にその軸の最小値、または最大 値のみを自動縮尺させることになります。軸も何も指定されていない場合は全 ての軸が対象となります。

自動縮尺機能を使うときは、描画範囲は自動的に割り出され、従属変数軸(plot のときは y 軸、splot のときは z 軸) は、関数やデータの値域が 収まるように設定されます。

独立変数軸 (plot のときは x 軸、splot のときは x,y 軸) の自動縮尺 機能は、描画されるデータに合うようにこれらの軸の範囲をとるよう指示しま す。描画が関数のみ (入力データなし) の場合、これらの軸の自動縮尺機能は なんの効果も持ちません。

従属変数軸 (y または z) の自動縮尺機能が指定されていない場合は、現在の y や z の描画範囲がそのまま使われます。 範囲に関するより詳しい情報に関 しては、以下参照: set xrange (101.119)

媒介変数モード (parametric) でも自動縮尺機能は有効です (以下参照:set parametric (101.66))。この場合、より多くの従属変数があるので、x, y, z 各軸に関して、より多くの制御が行われます。媒介変数モードでの独立変数 (仮 変数) は plot では t で splot では u, v です。そして媒介変数モード では、自動縮尺機能は (t, u, v, x, y, z) の全ての描画範囲を制御し、x, y, z の範囲の自動設定を完全に行います。

目盛りが第 2 の軸に表示され、しかもこれらの軸に対する描画が行われなか った場合には、x2range と y2range は xrange と yrange の値を受け継ぎま す。これは、範囲のずらしの実行や、範囲を整数個の目盛り幅に自動伸縮する 「前」に行いますので、場合によって予期しない結果をもたらす可能性があり ます。これを避けるのに、第 2 軸の範囲を第 1 軸の範囲に明示的にリンク (link) する方法があります。以下参照: set link (101.40)


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竹野茂治@新潟工科大学
2021-06-25