88.3 データ (data)

ファイルに納められた離散的なデータは、plot コマンドライン上で、その データファイル名 (<datafile>) を単一引用符または二重引用符で囲んで指定 することによって表示できます。

書式:

     plot '<file_name>' {binary <binary list>}
                        {{nonuniform} matrix}
                        {index <index list> | index "<name>"}
                        {every <every list>}
                        {skip <number-of-lines>}
                        {using <using list>}
                        {smooth <option>}
                        {bins <options>}
                        {volatile} {noautoscale}

修正子の binary, index, every, skip, using, bins, smooth をそれぞれに分けて説明します。簡単に言うと以下の通り。

splot もよく似た書式を使いますが、bins はサポートしていませんし、 平滑化については、smooth csplinessmooth acsplines に限定されて います。

キーワード noautoscale は、自動的に軸の範囲が決定される機能が有効で ある場合に、この描画を構成するデータ点については、それを無視させる (自 動縮尺機能の計算対象から外す) ようにします。

テキストデータファイル:

データファイルの空でない各行は、一つのデータ点を記述しますが、# (VMS では !) で始まる行は例外で、これはコメントとして扱われ無視されます。

描画スタイルと指定したオプションに依存し、各行から 1 つ以上 8 個以下の値を読み込み、単一のデータ点に関連付けます。以下参照: using (p. [*])

データファイルの単一行中の個々の値は、ホワイトスペース (一つまたは複数 の空白かタブ) か、またはコマンド set datafile で指定した特別なフィー ルド区切り文字で区切られている必要があります。フィールド全体が二重引用 符で囲まれている場合、またはフィールド区切り文字りがホワイトスペース以外になっている場合は、そのフィールドがホワイトスペースを含むことが可能です。二重引用符内のホワイトスペースは列数の勘定の際には無視されるので、 次のデータ行は 3 列と見なされます:

     1.0 "second column" 3.0

データは、指数部に e, E の文字をつけた指数表記で書かれていても構いませ ん。コマンド set datafile fortran が有効な場合は、fortran の指数指定 子 d, D, q, Q も使えます。

データファイルの空行は重要です。 1 行のブランク行は、plot に不連続を指示します; ブランク行によって区 切られた点は線で結ばれることはありません (line style で書かれている場 合には)。 2 行のブランク行は、別々のデータ集合間の区切りを示します。以下参照:index (p. [*])

もし autoscale の状態であれば (以下参照: set autoscale (p. [*]))、軸は全ての データポイントを含むように自動的に引き伸ばされて、目盛りが書かれる状態 ならば全ての目盛りがマークされます。これは、2 つの結果を引き起こします: i) splot では、曲面の角は底面の角に一致していないことがあります。こ の場合、縦の線は書かれることはありません。ii) 2 種類の軸での、同じ x の範囲のデータの表示の際、もし x2 の軸に対する目盛りが書かれていない場 合は、x 座標があっていないことがあります。これは x 軸 (x1) は全ての目 盛りにまで自動的に引き延ばされるのに対し、x2 軸はそうではないからです。 次の例でその問題を見ることができます:


     reset; plot '-', '-' axes x2y1
     1 1
     19 19
     e
     1 1
     19 19
     e

これを避けるには、set autoscale コマンドか set [axis]range コマン ドの noextend オプションを使うことができます。これは、次の目盛りの刻 みを入れるような軸の範囲の拡張機能を無効にします。

ラベルの座標と文字列もデータファイルから読み込むことができます (以下参照: labels (p. [*]))。


Subsections
竹野茂治@新潟工科大学
2020-04-28