- 描画スタイル with surface は、2 次元極座標で動作し、平面を色塗りし
た格子表現のグラフを生成します 色は入力点の任意の集合のからの寄与に
よる重み付きよって色付けされます。これは、3 次元格子曲面を作る
dgrid3dとスタイル with pm3d の類似品です。
以下参照: set polar grid (111.74.1), polar heatmap (58)。
- 新しい 2 次元描画スタイル with sectors は、完全な極座標格子面を生
成する別の仕組みです。これは概念上の極座標格子内に、各入力データ点毎
に丸い扇片をひとつ生成します。極座標モードでの with surface とは違
い、これは極座標グラフでも直交座標グラフでも使用できます。
- 描画スタイル with lines には、現在フィルタオプション sharpen が
あります。このフィルタは関数グラフでスパイクを検出しますが、そのピー
クは関数から標本として取った 2 つの x 座標の間にあるため、出力では不
完全に切り取られてしまいます。このフィルタは、そのようなピーク点の場
所に新しい標本点を追加します。以下参照: filters (98.3.5)。
- これは厳密には新しい描画スタイルではありませんが、フィルタ concave
hull と領域塗り潰しのパスに沿った平滑化を組み合わせることで、「膨ら
んだ領域」グラフの作成が可能になります。これは例えば複数のデータのか
たまりが重なっているものの広さを示します。以下参照: concavehull (98.3.5.3)。
- 3 次元描画スタイル with pm3d でオプション修飾子 zclip [zmin:zmax]
が使えて、これは曲面全体のひとつの断面のみを選択します。クリッピング
の境界値を増加させて連続描画を行うことで、3 次元では断面切り出しアニ
メーションを見るのに使えますし、間を塗り潰した等高線図を作成するのに
使えます。これは、新しい描画スタイル with contourfill で自動化でき、
それは 2 次元射影で特に有用です。以下参照: contourfill (41)。
竹野茂治@新潟工科大学
2024-05-31