123 Vfill

書式:


    vfill  FILE using x:y:z:radius:(<expression>)
    vgfill FILE using x:y:z:radius:(<expression>)

コマンド vfill は、それがグラフを生成する代わりに現在有効なボクセル 格子データを変更する以外は、コマンド plot と同様に作用します。入力フ ァイルから読み込んだ各点に対して、その点を含むボクセル、及び中心が (x,y,z) で指定半径 (radius) の球に含まれるその他すべてのボクセルが以下 のように増やされます:

例:


    vfill "file.dat" using 1:2:3:(3.0):(1.0)

このコマンドは、file.dat 内の各点の半径 3.0 の球の中にあるすべてのボク セル値を 1 増やします。この球と重なるボクセルの個数は、ユーザ座標での 格子の間隔に依存します。


    vgfill "file.dat" using 1:2:3:(2):(1.0)

このコマンドは、現在の点を中心とするボクセルの 5x5x5 の立方体内のボク セルの値を 1 増やします。半径の "2" は、x の両方向、y の両方向、z の両 方向に丁度 2 ボクセルずつ広げることと解釈し、これはそれらの軸に関する ユーザ座標の相対的なスケールとは無関係です。

例:


    vfill "file.dat" using 1:2:3:4:(VoxelDistance < 1 ? 1 : 1/VoxelDistance)

このコマンドは、各点の 4 列目で決まる半径の円内のすべてのボクセル値を 変更します。各ボクセルに追加される増分値は、データ点からの距離に従って 減少します。

vfillvgfill は、現在のボクセル格子の存在する値を常に増加させる ことに注意してください。 ボクセル一つを 0 にリセットするには、voxel(x,y,z) = 0 を使用し、 すべての格子を 0 にリセットするには、vclear を使用してください。

竹野茂治@新潟工科大学
2024-05-31