コマンド plot の各描画要素毎に、一つ以上のウォッチポイントを設定できま す。コマンド show watchpoints で、すべてのウォッチポイント対象と直前 の plot コマンドでヒットした点の要約を見ることができます。
例:
plot DATA using 1:2 smooth cnormal watch y=0.25 watch y=0.5 \ watch y=0.75 show watchpoints
Plot title: "DATA using 1:2 smooth cnormal" Watch 1 target y = 0.25 (1 hits) hit 1 x 50.6 y 0.25 Watch 2 target y = 0.5 (1 hits) hit 1 x 63.6 y 0.5 Watch 3 target y = 0.75 (1 hits) hit 1 x 68.3 y 0.75
最初のウォッチポイント (y=0.25) を満たすすべての点の座標を配列 WATCH_1 に保存します。y=0.5 を満たす点は配列 WATCH_2 に保存し、以下同様です。
各ヒット点は、x 座標を実数部分、y 座標を虚数部分とする複素数として保存 し、よってウォッチポイント 2 の最初のヒット点は、x = real(WATCH_2[1]), y = imag(WATCH_2[1]) となります。この例では、ヒット点の x 座標のみが関 心事で、y 座標は常に対象となる y の値に一致します。しかし、ウォッチポ イント対象が関数 f(x,y) の z 値である場合、x, y 座標はどちらも事前には わかりません。
竹野茂治@新潟工科大学