59.1 可変点属性 (variable point properties)

点 (point) 記号を含む描画スタイルでは、オプションとして追加データ列を using 指定で受け取ることでその点の見た目を制御することができます。こ れは、plot コマンド上でキーワード pointtype, pointsize, linecolor を使う際に、番号の代わりにキーワード variable を追加することで指示し ます。 描画スタイル with labels でも、可変文字列回転角を受け取ることができ ます。 例:


    # 入力データは、列 1:2 で [x,y] を与え
    # 点のサイズは 5 列目で与え
    # RGB 色は 4 列目で 16 進数値として与え
    # すべての点は pointtype 7 を使用
      plot DATA using 1:2:5:4 with points lc rgb variable ps variable pt 7

2 つ以上の可変 (variable) 属性を指定すると、plot コマンド内のキーワー ドの順とは無関係に、以下の順で列を解釈します。


   textrotation : pointsize : pointtype : color
   (文字列の回転角) : (点のサイズ) : (点の種類) : (色)

よって、上の例では、"lc rgb variable" は plot コマンドの最初に現れてい ますが、色は using 指定の最後の列 (4) から取ります。可変色 (variable color) 指定は、常に最後の追加列から取ります。可変色を指定するには、い くつかの方法があります。以下参照: colorspec (20.1)

注意: 「ユーザ定義変数」の方の variable に関する情報については、以下 参照: variables (15.7)

竹野茂治@新潟工科大学
2024-02-19