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candlesticks スタイルは、金融データの 2 次元のデータ描画、および統計 データのひげ付きの棒グラフを生成するのに使えます。 記号は、水平方向には x を中心とし、垂直方向には開始値 (open) と終値 (close) を境界とする長方形が使われます。そして、その x 座標のところに 長方形のてっぺんから最高値 (high) までと、長方形の底から最安値 (low) までの垂直線が引かれますが、この垂直線は最高値と最安値が入れ替わっても 変更されません。
基本的に 5 列のデータが必要です:
金融データ: date open low high close 箱ひげ描画: x box_min whisker_min whisker_high box_high
長方形の幅はコマンド set boxwidth で制御できますが、以前の gnuplot への後方互換性として、boxwidth パラメータが設定されていない場合は set errorbars <width> を長方形の幅として取ります。
これの代わりに、箱ひげ (box-and-whisker) のグループ化に関する明示的な 幅の指定を、追加の 6 番目のデータで指定できます。その幅は、x 座標と同 じ単位で与えなければいけません。
入力列を追加 (6 列目、または 6 列目がデータの幅として使れる場合は 7 列 目) すると、それらは各データ点毎の variable color 情報 (以下参照: linecolor, rgbcolor variable) として使われます。
デフォルトでは、鉛直線分のてっぺんと底には垂直に交わる水平線は引かれま せん。それを引きたい場合、例えば典型的な例は箱ひげ図 (box-and-whisker plot) での使用ですが、描画コマンドにキーワード whiskerbars を追加し てください。デフォルトでは、水平線は箱 (candlestick) の水平幅一杯に引 かれますが、それは全体の幅に対する割合を指定することで変更できます。
金融データの通常の慣習では、(開始値) < (終値) の場合は長方形は空で、 (終値) < (開始値) の場合は単色塗りします。現在の fillstyle に "empty" をセットしている場合は、実際にこうなります。以下参照: fillstyle。 fillstyle に solid (単色塗り)、または pattern (パターン) をセットして いる場合は、開始値、終値に関係なく、すべての箱にそれが使われます。以下 参照: set errorbars, financebars。また、以下も参照してください。 candlestick と finance のデモ。
注意: 箱ひげグラフ上に記号や線を追加して置くには、追加の描画要素が必要 になります。以下の最初の例は、2 番目の要素で、箱を潰して中央値の場所に 置く線分にしています。
# データ列: X '最小値' '1/4 位の値' '中央値' '3/4 位の値' '最大値' set errorbars 4.0 set style fill empty plot 'stat.dat' using 1:3:2:6:5 with candlesticks title 'Quartiles', \ '' using 1:4:4:4:4 with candlesticks lt -1 notitle
# ひげの上に水平線を伴う描画で、水平線の幅を全体幅の 50% にする plot 'stat.dat' using 1:3:2:6:5 with candlesticks whiskerbars 0.5
以下参照: set boxwidth, set errorbars, set style fill, boxplot。