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パレットは、色の集合で、通常は一つ以上の段階的なグラデーションの形式で 順序づけられ、pm3d 曲面や温度分布図 (heatmap)、その他の描画要素を色 付けするのに使われます。plot の z 座標か、追加のデータ列の灰色階調値が 現在のパレットの色に自動的に写像されます。 現在のパレットは、デフォルトでは描画スタイル pm3d を使用するグラフの 隣に別のカラーボックス (colorbox) として表示されます。カラーボックス は、カスタマイズしたり無効にしたりできます。以下参照: set colorbox。 以下も参照: show palette, test palette。
書式:
set palette set palette { { gray | color } { gamma <gamma> } { rgbformulae <r>,<g>,<b> | defined { ( <gray1> <color1> {, <grayN> <colorN>}... ) } | file '<filename>' {datafile-modifiers} | colormap <colormap-name> | functions <R>,<G>,<B> } { cubehelix {start <val>} {cycles <val>} {saturation <val>} } { viridis } { model { RGB | CMY | HSV {start <radians>} } } { positive | negative } { nops_allcF | ps_allcF } { maxcolors <maxcolors> } }
パレットは、いくつかの方法で定義できます。
- 赤、緑、青の要素に対する公式を、0 から 1 の灰色階調変数の関数として 与えること。 set palette rgbformulae により、あらかじめ定義されている 36 個の公式 から選ぶことができます。set palette functions により、あなた自身の関 数を定義することもできます。 - z の範囲全体を、部分的に 1 つ、または複数の滑らかなグラデーションで 覆うよう指定するために set palette defined を使うこと。 - 事前に保存したパレットを、現在のパレットに読み込む (load) こと。 set palette file は、保存したパレットをファイルから読み込みます。 set palette colormap は、保存したカラーマップから RGB の成分を展開し ます。 - 必要ならカスタマイズ用の追加パラメータ付きで名前付きパレットを指定。 現在提供している名前付きパレットは、cubehelix (パターンの族でカスタ マイズ可能) と viridis です。
オプションのない set palette は、デフォルト値に戻します。
set palette negative は、パレットの方向を逆転します。例えば、 set palette viridis negative は、青から黄色ではなく、黄色から青への グラデーションを作成します。
set palette gray は、灰色階調のパレットに切り替えます。 set palette color は最も最近のカラーパレットに戻します。
pm3d カラー曲面では、各微小四辺形の 4 つの角の z 座標の平均値を、範 囲 [min_z, max_z] から灰色階調値の範囲 (常に [0:1]) への写像で変換する ことにより、その四辺形の灰色階調値が得られます。パレットは、その灰色階 調値から RGB 色への写像です。
パレット色を、明示的な色指定でも言及できます (以下参照: colorspec)。 これは、オブジェクトかラベルにパレット色を割り当てるときに便利です。
パレットは、3 種類の色空間 RGB, CMY, HSV のいずれでも定義できます。以 下参照: set palette model。 いずれの色空間でも、その色成分はすべて [0,1] の範囲に制限されています。
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