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reset {bind | errors | session}
コマンド reset は、set コマンドで定義できる、グラフに関する全ての オプションをデフォルトの値に戻します。このコマンドは、load したコマン ドファイルを実行した後でデフォルトの設定を復帰したり、設定をたくさん変 更した後で元の状態に戻したいときなどに便利です。
以下のものは、reset の影響を受けません:
`set term` `set output` `set loadpath` `set linetype` `set fit` `set encoding` `set decimalsign` `set locale` `set psdir` `set overflow` `set multiplot`
reset は、必ずしもプログラム立ち上がった初期状態には戻さないことに注 意してください。それは、初期設定ファイル gnuplotrc や $HOME/.gnuplot、 $XDG_CONFIG_HOME/gnuplot/gnuplotrc 内のコマンドでデフォルトの値を変更 した場合は、それもリセットされてしまうからです。しかし reset session とすれば、それらのコマンドも再実行します。
reset session は、ユーザ定義変数、ユーザ定義関数すべてを削除し、デフ ォルトの設定を復帰し、システム全体の初期設定ファイル gnuplotrc と個人 用の初期設ファイル $HOME/.gnuplot、$XDG_CONFIG_HOME/gnuplot/gnuplotrc を再実行します。以下参照: initialization。
reset errors は、エラー状態変数 GPVAL_ERRNO と GPVAL_ERRMSG のみをク リアします。
reset bind は、キー定義をデフォルトの状態に復帰します。