書式:
pause <time> {"<string>"} pause mouse {<endcondition>}{, <endcondition>} {"<string>"} pause mouse close
<time> は、任意の定数または実数値の式です。pause -1 は改行キーが押さ されるまで待ち、0 を指定すると一切待たず、正の数を指定するとその秒数だ け待ちます。pause 0 は print と同じです。
使用している出力形式が mousing (マウス機能) をサポートしている場合、 pause mouse は、マウスクリックがあるか ctrl-C が押されるまで待つよう になります。そうでない出力形式、またはマウス機能が有効になってない場合 pause mouse は pause -1 と同じです。
一つ、あるいは複数の終了条件 (endcondition) が pause mouse の後に与 えられた場合、そのうちのどの一つでも pause は終了します。指定できる終 了条件は、keypress, button1, button2, button3, close, any のいずれかです。pause がキー入力によって終了した場合、押されたキーの ASCII コードは MOUSE_KEY に保存され、文字それ自身は、1 文字の文字列値 として MOUSE_CHAR に返されます。keypress が終了条件の一つであれば、 ホットキー (キー割り当てコマンド) は無効になります。buttons3 が終了 条件の一つであれば、拡大機能は無効になります。
どの場合でもマウスの座標は変数 MOUSE_X, MOUSE_Y, MOUSE_X2, MOUSE_Y2 に 保存されます。以下参照: mouse variables (23.2)。
注意: pause コマンドは OS へのコマンドであり描画の一部ではないので、 異なる出力装置では異なる動作をする可能性があります。(これは、テキスト とグラフィックスが、どのように混在するかによります。)
例:
pause -1 # 改行キーが押されるまで待つ pause 3 # 3 秒待つ pause -1 "続けるには return を打ってください" pause 10 "これは美しくないですか ? 3 次の spline です" pause mouse "選択したデータ点上で任意のボタンをクリックしてください" pause mouse keypress "有効なウィンドウ内で A-F の文字を入力してください" pause mouse button1,keypress pause mouse any "任意のキー、ボタンで終了します"
亜種である "pause mouse key" は、有効な描画ウィンドウ内での任意のキー 入力によって再開されます。特別なキー入力まで待つようにしたい場合は、以下のようなループを使うことができます:
print "描画ウィンドウ内で Tab キーを打つと復帰します。" plot <something> pause mouse key while (MOUSE_KEY != 9) { pause mouse key }