デフォルトでは、pm3d の色の割り当ては、向きや視方位には依存しません。
その状態は set pm3d nolighting に対応します。
一方、コマンド set pm3d lighting は、一点の点光源からの照明からの
50% の光による単純な光源モデルを選択します。周囲の明るさに対するその光
源の強度は set pm3d lighting primary <fraction> で調整できます。反射
光 (specular) を含ませる度合いは、その比率の設定ができます:
set pm3d lighting primary 0.50 specular 0.0 # ハイライトなし
set pm3d lighting primary 0.50 specular 0.6 # 強いハイライト
ベタ塗り (solid color) の pm3d 曲面は、反射光のハイライトがないととて
も平らに見える傾向があります。点光源のハイライトは曲面の片側にしか効力
を持たないので、反対方向から反射光ハイライトを与えるために 2 つ目のス
ポットライトが必要な場合もありますが、それは "spec2 <contribution>" で
制御できます。
試験段階の機能 (詳細は将来の版で変更の可能性あり): 2 番目のスポットラ
イトは、単純な赤色光源で、デフォルトでは何も寄与しません (spec2 0.0)。
hidden_compare.dem も参照してください。
(単色塗り曲面の hidden3d と pm3d の処理の比較)
竹野茂治@新潟工科大学
2021-06-08