書式:
set terminal pcl5 {<mode>} {{no}enhanced} {size <plotsize> | size <width>{unit},<height>{unit}} {font "<fontname>,<size>"} {pspoints | nopspoints} {fontscale <scale>} {pointsize <scale>} {linewidth <scale} {rounded|butt} {color <number_of_pens>}
<mode> は landscape か portrait です。<plotsize> はグラフの物理的 な描画サイズで、それは以下のうちのいずれかです: letter は標準の(8 1/2" X 11") 出力、legal は (8 1/2" X 14") 出力、noextended は (36" X 48") 出力 (letter サイズ比)、extended は (36" X 55") 出力 (ほぼ legal サイズ比)、a4 は (296mm x 210mm) 出力です。さらに、明示的 にキャンバスサイズを width, height オプションで指定することもできま す。単位のデフォルトは in です。サイズのデフォルトは letter です。
<fontname> は stick, univers (デフォルト), albertus, antique_olive, arial, avant_garde_gothic, bookman, zapf_chancery, clarendon, coronet, courier, courier_ps, cg_times, garamond_antigua, helvetica, helvetica_narrow, letter_gothic, marigold, new_century_schlbk, cg_omega, palatino, times_new_roman, times_roman, zapf_dingbats, truetype_symbols, wingdings のいずれかです。フォント名では大文字小文字 は区別されず、下線はスペースかダッシュに置き換えられるかまたは取り除か れます。<fontsize> はポイント単位でのフォントの大きさです。
点の種類 (point type) は、nopspoints を指定することで制限されたデフォ ルトの組を使用できますが、pspoints を指定すると postscript 出力形式と 同じ点種の組を使用することができるようになります。
オプション butt (デフォルト) は尖った端と角張った接合部を持つ線を使用 し、rounded は線の端や接合部を丸くします。
線幅や点、フォントのサイズは、それぞれオプション linewidth, pointscale, fontscale で変更できます。
color は、グラフ内で使用するペンの数 <number_of_pens> を指定します。 デフォルトは 8 で、最小は 2 です。
これらのオプションのいくつかの組み込まれたサポートは、プリンタに依存す ることに注意してください。例えば全てのフォントは恐らく HP Laserjet IV ではサポートされているでしょうが、HP Laserjet III と Designjet 750C で は 2,3 (例えば univers, stick) がサポートされているのみでしょう。 また、白黒の出力装置ではもちろんカラーも使えませんが、新しい物ならそれ をグレイスケールでやってくれるでしょう。
デフォルト: landscape, a4, 8 色, univers, 12 point, pspoints, butt,
スケーリングなし
pcl5 出力形式は、encoding の設定に合うフォントを要求しようとします。
これは最高の優先度を持つので、結果的に違うフォントの見た目になってしま
かもしれないことに注意してください。この出力ドライバのデフォルトの
`encoding` は、`HP Roman-8` です。
制限:
この出力ドライバは、透過性のアルファ値はサポートしていません。透過型の 塗り潰しは陰影パターンによる疑似的なものです。箱付き文字列は実装してい ません。
UTF-8 のサポートも制限があります。HP-GL/2 で UTF-8 出力に対するラベルモ ードが欠けているため、このドライバは 8bit 文字が含まれている文字列に対 しては PCL に戻ります。UTF-8 文字列の回転は、0, 90, 180, 270 度の角のみ に制限されます。垂直方向の位置合わせも、フォントによっては効かなくなり えます。
拡張文字列のいくつかの機能 (空ボックスや重ね書き) は、HP-GL/2 に加えて
PCL の機能を使うことが必要になります。それは、その能力を持つものには合