書式:
set terminal {latex | emtex} {default | {courier|roman} {<fontsize>}} {size <XX>{unit}, <YY>{unit}} {rotate | norotate} {color | monochrome}
デフォルトでは、それを埋め込む文書のフォントの設定を引き継ぎますが、代 わりに Courier (cmtt) か Roman (cmr) フォントのいずれかにするオプショ ンが使えます。その際はフォントサイズも指定できます。 あなたの DVI ドライバが任意のサイズのフォントを作り出すことができない 場合 (例えば dvips)、標準的な 10, 11, 12 ポイントサイズでなんとかしの いでください。
METAFONT ユーザへの警告: METAFONT は妙なサイズは好みません。
LaTeX に関する全てのドライバは文字列の配置の制御に特別な方法を提供しま す: '{' で始まる文字列は、'}' で閉じる必要がありますが、その文字列全体 が水平方向にも垂直方向にもセンタリングされます。'[' で始まる文字列の場 合は、位置の指定をする文字列 (t,b,l,r のうち 2 つまで) が続き、次に ']{'、文字列本体、で最後に '}' としますが、この文字列は LaTeX が LR-box として整形します。' \rule{}{}' を使えばさらに良い位置合わせが可能でしょ う。
数ある中で、点 (point) は、LaTeX のコマンド " \Diamond" と " \Box" を使 って描かれます。これらのコマンドは現在は LaTeX2e のコアには存在せず、 latexsym パッケージに含まれていますが、このパッケージ基本配布の一部で あり、よって多くの LaTeX のシステムの一部になっています。このパッケー ジを使うことを忘れないでください。 他の点種は、amssymb パッケージの記号を使用します。
デフォルトの描画サイズは 5 inch × 3 inch ですが、オプション size で これをユーザの希望するものに変更できます。また、デフォルトでは X と Y のサイズの単位は inch ですが、他の単位を使うことも可能です (現在は cm のみ)。
rotate を指定すると、文字列の回転、特に y 軸のラベルの回転が可能にな ります (graphics か graphicx パッケージが必要)。その場合、y 軸ラベルを '積み上げ型' にする仕組みは停止されます。これは、行出力の品質に関する重 要な改良でもあり、バージョン 5.3 からはデフォルトになっています。
オプション monochrome は黒と白の描画要素のみを使用しますが、color はカラー化します。その際、あなたの LaTeX 文書のプリアンブルで、color、 または xcolor パッケージを読み込ませる必要があります。
例:
見出しの位置合わせに関して:
gnuplot のデフォルト (大抵それなりになるが、そうでないこともある):
set title '\LaTeX\ -- $ \gamma $'
set label '{\LaTeX\ -- $ \gamma $}' at 0,0
set xlabel '[t]{\LaTeX\ -- $ \gamma $}'
set ylabel '[r]{\LaTeX\ -- $ \gamma $\rule{7mm}{0pt}}'